とりあえず通信

日々のくらしのできごとを、とりあえずご報告。

ぬけがら

2008年07月08日 | わたしの本棚

気が付いたら2週間近くもブログ更新していませんでした。
みなさま、ごぶさたしております。

先月頃から忙しく
あちこち飛びまわっていたのですが
それと同時に本にも夢中になっていました。

司馬遼太郎の『竜馬がゆく』(文庫で全8巻)
むさぼるように一気に読みました。

おもしろくて次々に読み進めていったのですが
読み終わった瞬間、心が”ポワ~ン”と
なんとも宙ぶらりんな状態に陥ってしまいました。

う~ん、どう表現したらいいんでしょうか。
「戻って来れない」感じ…??

楽しみにしていたイベントや
長い旅行が終わった時のような
あのなんともいえない感じです。

そんな感じがなんとも悔しいので
引き続き本を読んで
その隙間を埋めようと思います。

…あ、今度はちゃんとブログの更新
怠らないように気をつけますよ~~。




時代劇物、歴史物の本を読むと
「タイムマシンがあったらな~!」と
(かなり本気で)思ってしまいます。

タイムマシンは持っていない私ですが
脳内で足りない部分をあれこれ補完する資料は持っています。

『江戸切絵図』に『日本史年表・地図』です。

       

『切絵図』は今でいう地図ですね。
以前にこちらでも紹介させてもらった事があるのですが
江戸の町の様子や雰囲気がつかめるので
非常に役立っています。

本と照らし合わせて見ると
主人公や登場人物の足取りがたどれたりして
なかなかおもしろいんですよ。

『日本史年表・地図』は
その昔、教科書とセットで持っていた資料集的なものです。

昔の地名や、武将や大名などの領地が地図で一目瞭然ですし
年号や有名どころの家系図などの
ちょっとした資料も載っているので
暇な時にパラパラめくっても楽しめます。

ちなみに世界史版も出ているのですが
もれなく持っていたりします。ふふふ。


宮崎方言版 小倉百人一首

2005年05月17日 | わたしの本棚

『宮崎方言版 小倉百人一首』  卍尼恩比丘  鉱脈社

わが家の主の実家は宮崎県にあります。
帰省した帰りに、宮崎空港の売店でたまたま発見しました。

小倉百人一首を、宮崎のお国言葉で翻訳してあるんです。

宮崎の言葉の勉強にもなりますし
元の歌と意味も両方載っているので
いろいろな楽しみ方ができます。

生まれてからずっと関東で育ってきた私には
あたたかくて、かわいらしい「お国言葉」が
とってもうらやましくて仕方ありません。

チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷

2005年04月25日 | わたしの本棚

『チェーザレ・ボルジア 
  あるいは優雅なる冷酷』 塩野七生  新潮文庫

この本がきっかけで、塩野七生さんの書く本の虜になりました。

ローマ時代やルネッサンス期のイタリアの事を
多く書かれているのですが、どの本を読んでも
登場人物や都市がとても魅力的に書かれているのです。

本の中で触れたイタリアが、あまりにも素敵だったので
新婚旅行はイタリアに行ってしまいました。
(単純ですね…)


寺山修司少女詩集

2005年04月12日 | わたしの本棚

『寺山修司少女詩集』 寺山修司 角川文庫

10代終わりの頃に寺山修司の本に出会い
いろいろと読み漁りました。

そして今でも読み返すのがこの本。

小説のようであったり
歌の歌詞のようであったり
マザーグース風であったり…。

この本には収録されていませんが、
帯にある文章は何度読んでも
好きな1節です。

「ふりむくな ふりむくな うしろには 夢がない」

一握の砂・悲しき玩具

2005年03月30日 | わたしの本棚

『一握の砂・悲しき玩具』 石川啄木  新潮文庫

高校の時、国語の時間に勉強しましたが
その時は別段なんとも思いませんでした。

数年経ってふと手にとってみると
「国語の教材」として読んだ時とは
全く違う印象と、感動を与えてくれました。

勉強として読まないせいなんでしょうか?
自分が大人になったせいなんでしょうか?

にんぎょひめ

2005年03月26日 | わたしの本棚
 
『にんぎょひめ』 文・曽野綾子 絵・いわさきちひろ  偕成社

子どもの頃、母はたくさんの本を私に与えてくれました。
絵本もあれば長い読み物もあり、科学の本もあり…。

そのなかの1つがこの絵本。
いわさきちひろの絵が、
美しくて悲しい物語にぴったりだと思います。

本には年月を経た為の、シミや汚れがいっぱいですが
それも含めて大好きな一冊です。

眺めているだけでも…

2005年03月14日 | わたしの本棚

『嘉永・慶応 江戸切絵図(尾張屋清七板)』 人文社 

数年前に購入したものですが、時代物の本を読む時などに大変役立っています。
文章だけでは想像しきれない当時の街の雰囲気を補完してくれるんです。
現在の地図も載っていて解説もついているので
それを見るだけでも十分楽しめます。

最近、池波正太郎の「剣客商売」シリーズを読み返しているので
ちょっと引っ張り出してきました。