質素な毎日☆ひとりごと

主婦 斜め上からみる雑感いろいろ。

抗がん剤

2017-04-27 22:16:30 | 日記
息子が入院してしまったので、毎日病院通いです。息子の方は人生2度目の手術を終え いろいろと辛い経験をしているのですが、仕方ないと悟るしかありません。

さて、息子のほうはさておき、同じ病室の方々が日に日に弱っていくのが、どうしても気になります。どうやら、肺がんの治療で抗がん剤治療を行っているようです。

初めの頃は元気そうだったのに、どんどん具合が悪くなっていき、寝たきりだし、食事は毎食出されるのですが、全く食べられないようで、気持ちも弱くなっていくようです。

といってもカーテンで仕切られているのでほとんど姿を見ることはないのですが。

息子の方は食欲はあるので、毎度完食しているので、なんか申し訳ないような気持ちになります。

私の母は大腸ガンで亡くなったのですが、手術のときにはもう他に転移しててあと数年と余命宣告もされていました。しかし、抗がん剤治療をしました。

抗がん剤治療は延命するためのもので、副作用がでるかでないかは個人差があるとか医師に説明されました。 本人はあまり乗り気ではなかったけど、家族のほうは もしかしたら奇跡が起きるかもという儚い希望が捨てきれず、辛くなったらやめたらいいと説得して抗がん剤治療をしました。

しかし、抗がん剤はかなりのダメージでした。ひと月体調不良が続きやっと元気になったりもしました。

でも、腫瘍マーカーはジワジワと増え、腫瘍を小さくするためにまた医師に抗がん剤治療をすすめられました。本人は渋ったけど、やはり家族の方は少しでも長く生きて欲しいと思い、様子を見ながら抗がん剤治療をしましたが 、副作用が出たためやめました。

抗がん剤治療をして たしかに腫瘍は一時的に小さくなりましたが、結局苦しんだ分だけ延命できたのかどうかさえも怪しかったです。

医師は腫瘍マーカーの数値をみて 抗がん剤は効きましたと言ったけど 結局死ぬんだし、ただ苦しんだだけでした。

それゆえ、私は抗がん剤に対しては 良い印象がありません。

抗がん剤にもいろいろ種類があると思いますが、身体の免疫力を落とすような治療はどうなんだろう。自分のときは延命だけの治療ならもう選択しません。抗がん剤治療も100パーセント治るならするかもしれませんが、曖昧な50パーセントならもうやらないと決めてます。

でも、実際は50から70パーセントとか幅が拡かったり、医師からすすめられるとなかなか断れないのでしょうね。

同室の方々は とても我慢強い方々です。苦しいのに、若いナースがくるととても元気な応対をしてますね。男性なので 弱音を吐けないのでしょうか。年齢も70代くらいでしょうか。