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なんと6年越しの復活。
ケドメ(旧名 ミッチ・ミキハラ/MIC(H))の活動報告拠点にでもしようと思います。

カンシン

2006年01月19日 | 蠶ある一人の妄想録
他の人の肉体に、
自分の意識はそのままに
乗り移る事ができるとしたら、
自分はその体でいきなり自由に歩けるのだろうか。
思考が乗り移る前の自分と同一のものだとしても、
体型、肉付きはそれぞれ別個のものだ。
神経の構造も微妙に違っているかもしれない。
そうすると歩くときのバランス感覚だって
ガラリと変わってくるだろう。
筋肉のつき具合に差があればなおさらだ。

なんのへんてつもない石っころを
鉛のような重さに感じたり、
とても持ち上げられそうにないと思っていた岩を
ちょっとした木材くらいの認識で
取り扱うことができるかも知れない。
「こんな体で、こいつは毎日生活していたのか!?」
と言う感想を、誰しもが持つ事になると思う。

第三者から目に見える差がなくとも、
実はそれぞれの感覚において
本人の肉体になってみないとわからない
決定的な個人差があるかもしれない。
自分が今"赤"と認識している色は、
他者の肉体を通してもやはり"赤"なのか。
"甘い"と感じていた味覚が、
他者の肉体では"辛い"と感じたりはしないか。
音の高低の、強弱の幅が、
自分の肉体で感じていたものより
大きく感じられはしまいか。
"耐えられない痛み"の線引きは、
どこからになるか。





牛乳から青汁の味がしたら
つらいだろうなーと思った。

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