
・『beatmania 5thMIX』オイラなりの解説
いわゆる5鍵盤『beatmania』シリーズ、第五弾。
前作『4thMIX』の路線を受け継ぎながらも、
コンピレーション『Dancemania』シリーズとのタイアップ、
『IIDX』、『GOTTAMIX』といった
亜流『beatmania』からの楽曲も多数収録するなどして
一般層へのアピールも試みるが、
長期的な効果があったとは言いがたい。
むしろ客に媚びを売る仕様と見なされて
一部のファンからの評価を落とした上、
上記の移植曲は『5thMIX』における新曲枠の
半数近くを占めていたため、
実質的なボリューム不足を指摘する声もあった。
しかし、その新規収録の楽曲はむしろ
『4thMIX』をも凌駕するコア、アンダーグラウンドぶりで
根強いファンがつき、やはり再評価の声も高い。
おそらく、オイラがBMSを作る上で
もっとも強く影響を受けたバージョンです。
これを書いてから気づきました。
当初は、気持ちの上ではあまり熱心に
遊んでいなかった気がします。
なにせ『DDR』と『ドラムマニア』の双方で
「指だけ動かして楽しいのか?」なんて
考えていた時期です。
もっとも難易度の高いとされた曲も
『GOTTAMIX』で経験ずみの"HELL SCAPER"でしたからね。
(実際は、当時★6表記だった
"DENIM (TECHNO)"が鬼門だったりします)
オブジェ配置ではダンスマニア曲を中心に、
「バスドラムを左白鍵で4つ打ち」のパターンが頻発していたので、
オイラとしてもマンネリ感を禁じえない状況ではありました。
また、その一方でイジワルな譜面構成の曲も多く、
"CYCLE (MINIMAL)"の最後だけできなくて退場、
"FREAK OUT (HIP-HOP)"の最後だけできなくて退場、
"ALL PRO (HIP-HOP)"の最後だけできなくて退場、
"DO IT ALL NIGHT (DANCEMANIA)"の最後だけできなくて退場、
"DENIM"の・・・・
うわ、思い返してみるとよほどひっどい目にあってますね!
とまあ、あまりにやられまくっていたので
第一印象はあまり良くないはずなんです。
・・・が、それと同時に、本作はオイラがもっとも
体をゆらしつつ遊んだ記憶があるバージョンでもあります。
しかも、それに当てはまるのは
よりにもよって先に挙げた5曲中、4曲。
そのほかにも"MOTIVATION(MONDO HOUSE)" 、
"TOTAL RECALL(DANCEMANIA)"・・・
そのうち、過去作でピンと来ていなかった曲でも
積極的に体を動かすようになると、
飛躍的に楽しくなる曲があることを知りました。(※)
楽しいものは楽しい。
『DDR』が「足しか動かしてはいけないゲーム」でないのと同様、
『beatmania』もあくまでルール上ゲームに介入する触媒が
たまたま指だっただけのことで、
本当の主役はやはりモニターのこちら側なのです。
音を鳴らすだけが、オブジェをつぶすだけが音楽ゲームじゃない。
その当時にはもう『beatmania』におけるパフォーマーも
ほぼいなくなってしまったせいもあってか、
そんな単純なことにも気がつきませんでした。
もちろん、その揺らぎを得るためには
優れた楽曲と譜面構成も必要とします。
『5thMIX』はその点で申し分のない内容でした。
それに相まって、前述のようなイジワルなトリックが
ゲーム的な緊張感をしっかり与えてくれます。
遊んでいる最中はそんなにむずかしいことを
考えているわけはないのですが、
理屈を超えて遊びつづけたからこそ、
『beatmania』が持つ根源的な力の強さを
より実感できたのだと思います。
※体を動かしながらのプレイは気持ち悪い、との見方はありますし、
オイラもそのことに同意できるようなプレイは
何度か拝見していますが、ぶっちゃけ、やる人のセンスによると思います。
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