箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

人の営みの源流を想う

2021年08月05日 06時43分00秒 | 教育・子育てあれこれ
私は家の前の畑で野菜を育てています。

畑といっても20㎡の小さな土地です。

もとは、父がつくっていた畑で、父の亡き後引き継いで耕しています。

じつは他にもっと広い農地はあるのですが、そこでは何も作らず、荒らさないように管理はしています。

休日にしか農作業はできないので、狭い畑ですが十分です。

いま、その畑では夏野菜が勢いよく育っています。

毎朝、何かは採らないと、大きくなりすぎるのです。

それにしても、大きくなったキュウリやトマト、ゴーヤ、 ピーマンなどを見る思うことがあります。

天の恵みがもたらしてくれた恩恵を思うのです。

農地を耕し、たわわに実る野菜を食べて、わたしの先代は生きてきたのです。

自分の力で耕し、育てたものを自分で食する。

いわゆる自給自足です。

これは人の営みや行為の中でもじつにシンプルなものです。

スーパーに行けば野菜があり、それを買って料理する。そして食べる。

このような行為は川にたとえれば、「川下」にあたり、わたしがやっているのは「川上」にあたる、生きるための源流、基本です。

あらためてこの源流の大切さを想うのです。