箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

不合格生徒に贈ることば

2021年03月18日 07時53分00秒 | 教育・子育てあれこれ
今日は大阪府公立高校入試の合格発表の日です。

幸いにして合格できた生徒にとっては、4月からの新しい高校生活に胸を膨らませるでしょう。

長かった冬が終わり、街は桜の花で包まれ、楽しい気分で、4月までの毎日を過ごすことができるでしょう。

おめでとうございます。

でも、残念ながら不合格だった人は、気分が沈み、落ち込み、つらい気持ちで過ごす人もいるでしょう。

たとえば、箕面市近辺のある府立高校の倍率は1.27倍でした。320人の募集に対して、受験者は405人だったのです。

ということは、320名が合格して、85名は不合格だったということです。

「併願していた私立高校へいくからいいねん」とすぐに気持ちを切り替えることができるのならいいです。

でも、不合格で、もし泣きたい気持ちやつらい気持ちでいるなら、こんな言葉を贈りましょう。

「できない、どうしようと考えるより、できる、どうやろう」と考えるほうがぜったいいよ。

です。

この言葉は「約束のネバーランド」に出てくる主役のエマが言ったものです。

気持ちを切り替えて、「よし、こちらの学校では、わたしはこれができる。どうやろうか」と意欲を高めるほうが、ものごとは好転していきます。

こう考えて、地面に突っ伏していたところから這い上がったとき、あなたのいる場所は少しだけ高くなっているのです。

高校生活を謳歌してください。