箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

「先生」という言葉

2021年03月08日 08時19分00秒 | 教育・子育てあれこれ
世の中に「先生」と言われる人はたくさんいます。

政治家、医師、弁護士、教師など、人は相手をに対して、「先生」という場合が多いようです。

でも、学校の先生だけはちょっとかわっています。

学校の先生のなかには、自分のことを指して、児童生徒に「先生は」と言う人がいます。

私は教職35年以上の中で、自分のことを「先生は」と言ったことは、皆無といっていいほどありません。

自分から「先生は」と言わないのは、理由があります。

人間関係において、「先生」という言葉は、必然的に力関係につながりやすいのです。

「先生」は教える人、子どもは教えられるものという関係に無頓着になってしまうと、命令的になったり、圧迫的な言動になったりします。

「先生」であるが故の、強引な指導になります。

先生と児童生徒は、対等な関係であると思います。

「わたしは」でいいと思います。