わたしの家の庭に生える雑草を抜いていると感じることがあります。
それは、30年前と比較して、生える雑草の種類が、明らかに変わってきているのです。
今までには見なかった草がたくさん生えるのです。
雑草一つとってみてもそうです。そのような変化は植物だけにとどまりません。
農業だけではなく、漁業にも変化が出ています。
国内の漁業生産量のは1984年の1282万トンがピークでした。
ところが、2023年には372万トンまで減ったのです。
近海の主要魚種であるサンマ、サケ、イカ、サバ、カツオなどがとくに減っています。
海に異変が起きています。
その一因とされるのが、地球温暖化です。
日本近海の海面水温はこの100年で1・28度高くなったと聞きました。
サンマは低い水温を好みます。そこで生息するエリアが沖へ移っています。
サケが姿を消したりしています。
ブリやフグの漁場が北へ上がり、フグの漁獲量は北海道が北海道がいちばん多くなりました。
ただし、世界の漁獲量は90年代以降、ほぼ横ばいで推移してあます。
その中で減少を続ける日本には、特有の理由もあるでしょう。
日本近海の魚の資源量自体が減っている可能性があるのです。
そうなると、漁獲を規制管理する必要があります。
規制に取り組んだことで、資源量が回復した実例があります。
それは太平洋のクロマグロです。
乱獲によって1万トンまでに落ち込んだ資源量が、国際的な規制を実施した結果、わずか7年でおよそ15倍近くに増えました。
魚の資源量に見合った漁獲量を維持し、乱獲を控えます。
国内漁業の生き残りにつながります。
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