ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

実りの秋

2015-09-09 18:02:07 | グルメ
朝夕が涼しいどころか寒くさえ感じる今日この頃・・・すっかり秋になりました。

8月下旬頃には夏が終わってしまうことを寂しく思っていたはずだったのに、今はそんなことなどすっかり忘れたかのように秋の実りを楽しんでいる。

店先に山積みにされた1本80~100円ほどのとうきびは、塩茹でにすると甘くておいしい。

昔はとうきびを1本食べるくらい余裕だったが、今は三分の一本ほどでじゅうぶん。

美味しくてもっと食べたいと頭では思うのだが、悲しいかな身体が受け付けない。

年齢と共にだんだん食が細くなっていくのは、周囲の先輩たち(父や義母)を見ていても分かる。

しかしそうは言っても、うちには食べ盛りがいるので、今日もまた欠食児童?に食べさせるべく食堂のオバサンと化している。

ところで秋の味覚と言えば、いくら漬けは欠かせないと思う。

ご存知いくらは鮭の卵だが、「いくら」と言うのはバラバラにほぐれた卵のことで「バラ子」とも呼ぶのだが、お店ではいくらにする前の「すじこ」で売られている。

その生のすじこを買ってきて、自分でほぐして醤油漬けを作る。

作り方はとても簡単で40~42度くらいの塩を入れたお湯の中に生のすじこをポチャンと入れて、アライグマのようにすじこを両手ですりすりすると、アラ不思議、バラバラのいくらになる。

それを醤油、酒もしくはみりんなどお好みで味をつけて一晩置くと「いくらの醤油漬け」の出来上がり。

100グラムあたり300円程度から売られているので、お店で「いくら丼」を食べるより断然手作りをしたほうがいい。

たっぷりといくらをかけて召し上がれ~



というわけでいくら丼ですが、実はこれは若い人用で、お姑さんや夫、そして私の中高年組はほんのちょっぴりしかいくらは食べないのです。

なぜならいくらはコレステロールが上がりそうだから。

怖くて食べられません。。。

ところでコレステロールを気にして、いくらが食べられないのではなく、将来いくらはおろか鮭も食べられなくなる日が来る!?かもしれないと水産関係の商社に勤務する知人から教えてもらった。

現在、海水温度の上昇などで漁獲量が減っているうえに、ロシアの流し網漁禁止法が成立したので魚がますます手に入らなくなってくる。

また輸入でも、今まで魚を食べなかった国が魚を食べるようになり、そうした国々との買い付け競争に日本は買い負けすることが多くなっているそうだ。

知人曰く「今まで魚を食べる習慣のなかった国は自国の食文化を守ってほしい。魚は食べないでもらいたい」と憤慨していたが、そんなことも言っていられないのだろう。

今後、魚の値段が上がることを見越して、知人の会社ではこの先二年分の鮭を買ったそうだが、鮭だけではなく他の魚介類でも同じことが起きていると言う。

近い将来、いくら丼は庶民には手の届かない超高級料理になる日が来るのかもしれない。

そしてまた秋の食卓も変わっていくのかもしれない。





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