買い物に行ったら花の苗がたくさん売っていた。
「もう植える場所が無いから、苗は買わない」と思ったのは、つい最近のことなのに、ちょっと見るだけ、、と売り場を見て歩いたのがまずかった。
気がつけば手に苗を持っていて「これは宿根草ですか?」とお店の人に聞いていた。
「はい!宿根ですよ」と言われ、しばし悩んだが、やっぱり家に連れて帰ることにした。
エキナセア
写真は買った苗ではなくて借りてきたものだが、写真のエキナセアと同じピンク色の花をつけた苗を買った。
家に帰って、さっそく育て方をネットで調べてみたら、たしかに宿根ではあるのだけど、どうも冬にマイナス10度以下になる場合、ダメになることもあると書かれている。
何年かに一度くらい、マイナス10度以下になる冬がある。
えー越冬できないのーとショック。
でもよく調べると、雪が降る前に保温の為に苗の上に藁や腐葉土などをかぶせると良いそうだ。
さらに心配な場合は、鉢に植え替えて室内に入れるとよいとか、、、
植え替えて室内に入れるのも大変なので、上にかぶせる事にしようと思う。
というわけで買ってきたエキナセアについて、あれこれ調べていたら時間を忘れてしまうくらい熱中する。
それを見ていた夫から「本当に草花が好きだね」と言われた。
そして「好きなものがたくさんあっていいね」と言う。
そういえば先日も外で梅を干していたら、夫に「よくめんどくさくなく作るね。でも、本当は作るのが好きなんでしょ?」と言われたのだった。
それは半分は違って、半分は当たっている。
梅干し作りは毎年やっているが、まったくめんどうじゃないかと言われたら嘘になる。
やはり面倒くさいなと思うこともたまにある。
でも、それ以上に梅干しを作ることが好きだから作っている。
店先に梅が並び始めると、わくわくしてくるのだ。
ちなみに今年は梅のジャムも作って楽しかった。(ジャムを作るのも好き)
ところで、シリーズもののアメリカのドラマを観ていたら、ちょっと興味を惹かれた部分があった。
ストーリーは省くが、悪魔的存在から狙われた少女が、悪魔の手から逃れる方法に気づくというシーン。
それは、楽しかったことや好きなことを思い出すこと。楽しかったことや好きなことを思い出している限り、悪魔は少女の思考の中に入ることができず、手を出すことができないと言うものだった。
これは確かにあると思う。
楽しかったことや好きなことなど、自分が夢中になれた状況の感覚を、いつでも思い出すことができれば、負の状況を遮断することができる。
まさしく悪魔は手を出せない。
その感覚は、自分自身を守ってくれるのではないかと思う。
2年ほど前に、胸の中で「楽しめ」という声が聞こえたことがあった。
この時は、まだあまりよく理解できていなかったが、今はわかる。
ささいなことでも、他人にはつまらないことでも、自分がそれが好きなら楽しめばいい。
ちなみに夫は、小旅行をして車中泊を楽しんでいる。
私は車中泊はあまり好きではないが、夫が好きで楽しいのなら、それはそれで良いことだと思っている。
楽しめ、楽しめ