ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

カラス

2015-03-02 16:50:44 | 日記
朝、ごみを捨てにゴミ捨て場に行くと、カラスがゴミを狙ってゴミ捨て場の塀に止まっていることがある。

最近はカラスがゴミを荒らさないように、しっかりとネットをかけているので、そう簡単にはゴミ袋の中の生ゴミを食べることができなくなった。

でも、カラスも冬の間は餌が少なくて大変だろうなぁ。

危害を加えられないことを知っているカラスは、人間がすぐそばまで近寄っても逃げない。

じっと私がゴミを出すのを見ている。

つぶらな瞳で小首をかしげて見つめてくる。

可哀想だなぁと思う。

この雪の中では、餌も思うように無いのかもしれない。

できればこのカラスに、ゴミ袋の中に入ってる魚の頭をあげたいと思う。

でも、住宅街の中でそんなことはできない。

「あらやだ、あの奥さんったらカラスに餌をあげてるワ。ちょっと町内会で厳重に注意してもらいましょ!」

とかなんとか言われたりして。

心の中で「ごめん」とカラスに謝りつつ、カラスがつつかないようにゴミ袋にしっかりネットをかけてきた。

カラスはゴミを荒らす「害鳥」というイメージがある。

また全身が真っ黒というのも、見た目でかなり損をしていると思う。

しかし、カラスもまた自然の生態系の一部なのだ。

最近、札幌市内のカラスが減ってきていると言われる。

その数は10年前の3分の2まで減り、現在は5400羽だとか。

カラスはゴミを荒らすだけではなく、マイマイガやネズミを食べることで、害獣や害虫の大量発生を抑制している。

またカラスが人を襲うというのもよく聞くが、人に攻撃されたことないカラスは、絶対に人を攻撃してこないそうだ。

カラスも立派に生態系の役割を果たしている。

そんな自然の生態系を乱しているのは、相変わらず人間なのかもしれない。







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