ミーロの日記

日々の出来事をつれづれなるままに書き綴っています。

春の嵐

2023-11-22 16:41:44 | 日記

長男のお嫁さんのご両親とお会いした時、お母さんが「◯くん(息子の名)、私たちの頃には考えられなかったくらい家事育児をよくやってくれますよ。本当に驚くくらいです」と言ってくれた。

詳細は聞かなかったが、もしかして息子が毎朝、朝食を作っていることを仰っているのかなと思った。

息子が朝食を作り始めたのは子どもが生まれてからで、夜中に何度も起きて授乳するお嫁さんを少しでも休ませてあげたいから、朝食は自分が作っていると息子が前に言っていた。

それを聞いた時には何も思わなかったけど、あらためてお母さんに言われると、そういえばよくやってるかもしれないと思った。

私が子育てをしていた頃は、夜中に何度も起きて睡眠不足でも、朝食は必ず私が作っていたし、さらに昼間の仕事に差し障りがあるからと、夫は別室で一人で寝ていた。

もちろん夫から「朝ごはん作ろうか?」なんてことは、一度も言われたことはない。でもそれが当たり前だと思っていた。

また仕事に影響が出ないように、私や赤ちゃんとは別に寝ることも当然だと思っていた。(今思うと、戦前かと思うが、、)

息子のように授乳中は毎日朝ごはんを作ってくれて、ゆっくり寝ていていいよと言われたら、逆にびっくりしたかも。(でもうらやましい、、)

そんな話を聞いたあと、別の同年代の友人から似た様なことを聞いた。

友人の娘さんの話で、二十代の娘さんは昨年赤ちゃんを産んで、今は産休をとっているそうだ。

同じく二十代の旦那さんは育休を終えて、すでに職場復帰をしているという。

「それがね、夜中の授乳を夫婦で交代でやってるって言うのよ。旦那さんも夜中に起きてミルク作って飲ませているっていうから、アンタ(娘)ね、それはダメだよって言ったの。だって旦那さんは昼間に会社行って仕事してるんだよ。仕事中眠くなったらどうするの?それは産休のアンタがやらないとって言ったら、今は産休だけど私も働いてる、旦那と同じだけのお給料をもらってるから平等だっていうの。まったくもう、どうしてこんな娘になったのか(ため息)」

息子の朝ご飯作りを聞いても何も思わなかったが、こちらの話は友人と同じ意見だった。さすが同世代、、

いくら平等に働いているとはいえ、日中に昼寝ができるかもしれない産休をとっている人が夜中の授乳をやるべきだ、、、と思ったが、これは古い価値観なのだろうか。

友人の娘さんのご主人は、自ら進んで授乳を引き受けているのかもしれないし、旦那さんの話も聞いてみないことにはわからない。

ところで私が20代を過ごした80年代、当時の若者は新人類と呼ばれた。

新人類とは、これまでとは違った価値観や感性を持ち、これまでとは異なる行動規範を持つ世代とされたが、当の若者たちはまったく気にせず、自由を謳歌する人が多かったと思う。

しかし、その新人類も今やすっかり旧人類となり、子ども世代の価値観や行動に驚いている。

もちろん新世代にもいろいろな人がいるので、一概には言えないが、時代の移り変わりによって、人類も変わっていくのは間違いないようだ。

どなたかが時代の流れに四季があるとしたら、今は長かった冬がやっと終わり、春に入ったと仰っていた。

これまで隠されてきたことが明るみになっていく。

本当にその通りだと思う。

春の嵐があるように、まだ地球上では災害や争いも起きるだろうけど、いずれは必ず良い方向へ向かっていくだろうと思う。

間違いなく人類も世界も進化し続けて、良い方向へ向かっている最中なのだと信じたい。

 


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