結果は結果で受け入れるしかない。これは人生のどんな局面でもぼくたちに突きつけられることで、思い通りにいかなかった側はまた次のチャンスまでじっと練習するしかないし、思い通りにいった側も、リベンジされないためにさらにレベルアップしていかないとならない。W杯やウィンブルドンなんかを見ていると、その当日までに選手やスタッフがどんだけ献身的に努力を積み重ねてきたかっのがわかる。
今回のW杯は、始まるまでスペインの連覇を予想していた。ある友人がドイツ優勝を予想したとき、「がちがちに守るドイツやオランダは準決勝までだ」と偉そうなことを言っていた。ただ、言い訳する気はないが、W杯グループリーグのオランダvs.スペインを見て、考えは一気に変わった。12-13のチャンピオンズリーグでのバイエルンやドルトムントがレアル・マドリードやバルサを粉砕したという流れを改めて思いだした。
スポーツは、とくにチームプレーのスポーツは急激に進化していく。短いパスを回して、時間をかけても確実にボールを前に運んでいってシュートを決める。こんなバルサ的なサッカーは間違いなく2008年から世界の主流となっていたけど、実際にそのサッカーに負けた側は、その後しっかりと対策を考えてきていた。
中盤でいかにパスを回させないか。その課題への答えは、中盤からの早くしつこいプレスだった。でも、これは選手の体力を消耗するので、やっても後半は潰れるという恐れがあったが、成せばなる!とばかりに、2013年のチャンピオンズリーグ準決勝でドイツの2チームはそれをやりとげ、90分間、相手を圧倒し続けた。先を読んだ始めの一歩さえ上手くいけば、それほど体力の消耗はないということも証明した。
W杯は終わった。奢れるもの久しからずってことを示唆した大会だったような気がする。
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