MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

おみくじ

2014-01-01 21:19:54 | 日記

はなされし
かごの
ことりの
とりどりに
たのしみ
おほき
はるの
のべかな

籠の中にありし小鳥のはなされて自由にとび歩く様に苦しみを逃れて楽しみ多き身となる運なり。世の為人の為に尽くすならば益幸福まして名も上がるべし

おみくじを引くということは、すでに神様(他者)の声を聞こうとする気持ちがあるってことで、1年の埃が積もった心は、おみくじを引こうと家を出た時点ですでに清められているのだと思う。このおみくじは末吉のもの。超ラッキーなことはないかもしれないけど、籠から放された小鳥の喜びや、新たな出発に共感することができれば、まだまだあなたもやれるという励ましなんだと解釈した。

おみくじの文面って、すごく深いものがあったりするけど、これって「おみくじ文面集」のようなものがあるのだろうか。または神主になる人の行く大学の必修科目で教わるのだろうか。なまじ、仏教僧の説教なんかより胸に響くものがある。友人の父親が、ずっと自衛官だったんだけど、晩年に「仏教は金の亡者になって堕落した」と、家の仏壇の横に神棚を作り亡くなった。そして、墓は家族のキリスト教の墓に入ったのも何となくわかる気がする。

ぼくの知る限りでは葬式にかかる費用は仏式がダントツで高い。それに、住職が戒名に貧乏人から何十万もとったり、檀家たちに一人何百万円も要求して金ぴかのお寺を普請する住職の神経は理解不能だ。カトリックのバチカンも金ぴかで、裏にはバチカン銀行なんかがあって、寄付金を運用したりしている話を聞くと呆れてしまう。一旦蓄えるのはいいけど、きっちりと担当部署を立ち上げて、さっさと慈善事業に使ってもらいたいものだ。世界にはそれを待っている人たちが何億人といる。

とまれ、今年は煩悩と怠惰の籠からときはなされて取り組むべきことに取り組めるかがぼくの課題だと決めた。


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