刑務所：江夏豊と堀江貴史のダイエット

かなり食生活も改善したつもりなんだけど、特定検診は今回も8.4と「高め」だった。中性脂肪も「221」と「高い」数字だった。この二つは過去10年で2，3回は基準値に戻ったことがあるけど、いつもヤバイ。

2000年に外国で食中毒になり入院し、帰国後お世話になったある循環器の先生のところを受診して、「ぼくより太ってて、煙草もビールもやりたい放題のヤツが元気なのを見ているとムカつく。何やっても同じ結果がでると学習性無力感に襲われる」って言ったら、「人は遺伝的な代謝の違いが大きいんだよ。そこを前提にものごと考えないと」と諭された。確かに中年以降はこの個人差が大きくなってきて、自分の体質がヤバければ、人の何倍もそこを節制しないとならないんだろう。彼は説教するわけでもなく、淡々とほかの患者さんのヤバい体質の事例をいろいろと話してくれた。過去10年のなかでは尿酸値6.4、中性脂肪110だったときもある。このときは基本的に一日1600kcalを常に意識して食事して半年生活していたときだった。つまり、頑張れば基準値に入れるってことだ。でも、やったことのある人はわかると思うけど、一日1600kcalの生活は地獄だ。

まあ、自分の人生は自分でコントロールするしかない。できない人は勝手に病気になって死ねばいいし、その医療費を国が負担できなくなったら、刑法で「不健康犯」とか成立させて、みんな収監しちゃえばいい。刑務所ってとても食生活が健康的らしい。覚せい剤所持で2年か3年入っていた元プロ野球選手の江夏豊が出所したとき、「もし刑務所に入っていなかったら、病気でもう死んでいたかもしれない」と言ってた。ライブドアの堀江貴史も、「いい機会だから」とダイエットと筋トレをして、ほっそりとした体で娑婆にでてきた。

こうした検診でリスクが高いと認定された人のために「任意入所制度」とかつくって、刑務所に入れるようにしたらかなりの人が希望するんじゃないかな。これって、医療費縮減に抜群の効果を発揮すると思うけど、たぶん、その認定にかかわってくるであろう医師会は猛烈に反対するだろうな・・・