STAP細胞があるというのは仮説だと、彼女の上司が記者会見した。反証しきれない現象が起きているので検証が必要な仮説だと言う。では、この前の小保方さんのあの研究発表は何だったのか。
専門的なことは分からないから、STAP細胞が存在するのかどうかはもうどうでもいいんだけど、STAP細胞は、それが発生を経てマウスになるとかしないと本当にあるとかどうかは言えない」。だから検証が必要な仮説なんだと言う。小保方さんの研究発表のとき、この人は「STAP細胞の作製に成功した」と言ってたのではないの?
先日の調査委員会で「不正があった」とした理研のエライさんにも感じたんだけど、同じ組織でより強い権限を持った人たちが、より弱い権限しか持たない人の不始末をまったく他人事のように語り、切って捨てるのはいかがなものか。全く組織の体をなしていないわけで、こんな無責任な人たちが人事権を握っているところに国が何千億円とかつぎ込むのは無駄遣いに等しいと思った。
理研には日本の学会の悪弊が凝縮されている感じで、STAP細胞があるかどうかとか、小保方さんがどうのこうのというより、「~の第一人者」と言われる方々がどういう人たちなのかが分かって、今回の騒動は実に有意義だった。
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