MELANCOLICO∠メランコリコ!

ゆめと心理と占いのはなし
Por donde, amor, he de ir?
 Rosalia de Castro

上原美優

2011-05-12 17:25:29 | 日記
昨日は食べすぎで眠るのも辛く、目覚めはサイアクだった。友人と居酒屋でお酒を飲んで満腹状態だったのに、帰りに通りがかりの牛丼屋に一人で入ってしまった。そして、家に帰ってからも、パソコンいじっていたらご飯が炊飯器にあることを思い出し、そのままたまねぎ丼を作ってしまった。食べてるときは美味しいんだけど、食べた後は苦しくて仕方なかった。あわてて胃腸薬を飲んだけど、もう効くはずないよね。朝はこの「急性一過性過食症」のため起き上がるのも辛く、強烈な自己嫌悪。頭痛に下痢のおまけまでついた。これじゃ会社勤めできないやぁってつくづく…。今日はお湯で薄めたトマトジュースしか口にしていない。

昨夜、たまねぎ丼食べながらパソコンで調べ物してたら、偶然に、20数年前所属プロダクションの屋上から飛び降りたあの少女タレントのYoutubeが出てきた。彼女のデビューと「事件」は、ちょうどぼくが外国に住んでいたときだったからリアルな衝撃はないんだけど、同時期の、日航ジャンボ墜落、中野富士見中学のいじめと並んで、逆に強く、深く記憶に焼き付けられている。通信大学で「記憶」について学んだとき、この奇妙さについて、人知れず一生懸命解釈しようとしたんだけど、いまだに「とても奇妙な現象」としてぼくの胸にしまわれたままだ。

で、今朝、「種子島出身、大家族貧乏アイドル」といわれていた一人のタレントさん(24歳)が亡くなられた。ぼくは名前すらまったく知らないタレントだったので、‘後遺症’でぼぉ~っとした頭で彼女のブログを読んでみた。とても言葉にセンスのある子だった。とても純粋で、純粋すぎる優しさを持ってる子だと感じた。Wikiでは10人家族の末っ子で、幼いころおやつ代わりに草や花を食べていたというエピソードが紹介されていた。タレントになってからでも、花を見るとまず食べられるかどうかを考える習性は残っていたという。自著のいわゆるタレント本には、高校時代に貧しさゆえにいじめられたことや、退学、その後のヤンキー時代、自殺未遂、母親の死などについてなまなましく書かれているという。一番上の兄とは27歳離れていて、大人になるまで2度しか会ってなくて、電話でもずっと敬語で話していたという。大家族がゆえに、それぞれ家族を持った兄弟姉妹が一度に集まることも物理的に不可能だったのだろう。

最後のブログは「リアルな話。」 リアルな自分を感じられなくなった自分を、あくまで上原美優を演じながら綴っている。彼女の誕生日は今月の2日だった。仕事先で多くの仕事仲間に祝われたときの集合写真がアップされていた。でも、ひょっとすると、そのとき、自分を祝うリアルな自分がいないのを痛切に感じていたのかもしれない。4月29日の「みゆ密着」ではこう綴られている。

「被災地の方はみんな
もう沢山頑張ってます。
もう
頑張らなくて大丈夫だと
思います。
あとは、【今】みんなが、自分が、
出来る事をやるだけ。」

彼女はおうし座でA型。何事にも一生懸命で美意識の強い星座であり、几帳面な血液型だ。自殺した部屋には遺書のような判読不能な殴り書きが残されていたという。最後にリアルな自分を綴ろうとしたのだろうか。

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