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マララさん 教育への思い

2015-12-24 07:30:00 | 報道/ニュース

12月4日 おはよう日本


去年 ノーベル平和賞を史上最年少の17歳で受賞したパキスタン出身のマララ・ユスフザイさん。
「なぜ戦車を作ることはとても簡単で
 学校を建てることはとても難しいのでしょうか。」
(映画「わたしはマララ」
人生には選択のときがある
口をつぐむか
立ち上がるか
世界のすべての子どもたちに教育をという強い信念を持ち活動を続けるマララさんの素顔を追ったドキュメンタリー映画である。

NHKの取材当日マララさんは鮮やかな民族衣装で現れた。
.あなたは18歳になり大人に近づきましたね
  使命感もさらに深まったと感じますか
(マララ・ユスフザイさん)
「ええ 法律でも大人と子どもの間のようです。
 いま大事なことはもっと努力を続けること
 そして学校ではいい成績を収めたいです。
 私は子どもの教育は大事だと訴えていますが自分もそうした子どもの1人なんです。」
公開される映画では等身大のマララさんの姿に密着している。
(映画「私はマララ」)
「1 2 3 はじめ!」
「ずるいわ。」
「来いよ。」
「クシャル(弟) お前の負けだな。」
    「これはロジャー・フェデラー」
    「好きなの?」
普通の女の子として学びたい。
女性の教育を認めないタリバン勢力が支配するなかマララさんは訴えてきた。
(パキスタン ジオテレビ 2009年 キャスター ハミド・ミールさん)
「あなたはどんなことがあっても教育を受けたいということですね?」
(マララさん 当時11歳)
「地べたに座ってでも勉強を続けたい。
 とにかく勉強できる場所があればずっと続けたいんです。」
しかしイスラム過激派タリバン勢力から銃撃され瀕死の重傷を負った。
それでもマララさんは声を上げ続けてきた。
(映画「私はマララ」)
ニューヨーク国連本部 2013年7月
「1人の子ども 1人の教師 1冊の本 1本のペンが世界を変えるのです。」
(マララ・ユスフザイさん)
「イスラムの教えでは男の子も女の子も教育を受ける権利があり制約などありません。
 男女平等であるはずなのに
 国によってあるいは文化や人々の思惑によって
 女性は政治の世界に進出する機械が制限されています。
 こうした問題について女性の進出が阻害されているかぎり私たちは戦わなければならないのです。」
いまマララさんが力を入れているのが内戦が続き情勢が不安定なシリアからの難民の子どもたちへの支援である。
“マララ・ファンドは女の子たちの声”
マララさんは自分の名前を付けた基金「マララ・ファンド」を設立し
開発途上国の子どもたちが教育を受けられるよう支援している。
今年7月 マララさんは新しい学校を設立するためレバノンにあるシリア人難民キャンプを訪れた。
(マララ・ユスフザイさん)
「この4,5年尾間にシリア難民は何百万という単位で増えました。
 そうした現実から目をそらし
 子どもたちにとって教育がどれほど大事か直視しないでいれば
 1つの世代をみすみす失うことになるでしょう。
 教育を受けることは子どもたちの権利なのです。
 難民だからといってその権利が奪われてはいけません。」
日本でもマララさんの志に共感する人たちの輪が広がろうとしている。
開発途上国の女子教育を支援するイベントが開かれ
マララさんのドキュメンタリー映画の試写会が開かれた。
マララさんに影響を受け行動に移した女子学生がいる。
大学2年生の松河晴佳さん。
松河さんが最近始めたボランティアは
日本語の絵本に外国の言葉に訳したシールを張っていく。
そうすると現地の言葉の絵本に変身する。
これをアフガニスタンなど開発途上国の学校に通えない子どもたちへ贈る。
(松河晴佳さん)
「実際に外国に行って自分が働きかけるのは難しい。
 まずは身近なところから小さいボランティアでもいいので
 続けることが大事だと思う。」
.あなたは「一緒に立ち上がりましょう」とよく言います
  誰に対しての呼び掛けですか
  政府 指導者 あるいは国際機関ですか
(マララ・ユスフザイさん)
「すべての人たちです。
 政府には政府の指導者たちには指導者たちの大事な役割があります。
 彼らがこれまで教育に十分な関心を払ってこなかったのは残念です。
 現実の世界では何百万もの家族が紛争や苦境に直面しています。
 女の子が教育の権利を奪われても声すらあげられないでいます。
 もちろん親たちは子どもたちを支え
 先生は生徒たちが勉強に打ち込むよう促す役割があります。」
.若者や子どもたち自身もですね
(マララ・ユスフザイさん)
「そのとおりです。
 私は子どもでも教育のために立ち上がり今も活動を続けています。
 もっともっとたくさんの子どもたちの協力が必要です。
 教育のために立ち上がる子どもたちの声ほど力強く響く声はありません。
 自分の声は力を持たないなんで考えてはいけません。
 直面している課題にあなた自身が声を上げるべきなのです。」




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