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いつの日か 花を咲かそうよ

2013-06-22 08:25:04 | 編集手帳
6月6日 編集手帳

おとといの新聞を整理していて、
『安倍首相の一日』欄に「ザンビア」の名前を見つけた。
アフリカ開発会議に来日したサタ大統領と会談したという。
日本とは奇縁で結ばれた国である。

独立したのは1964年10月24日、
東京オリンピック閉会式の日である。
2週間前の開会式にはイギリス保護領「北ローデシア」として入場行進をしている。
五輪の開会式と閉会式で名前が異なるめずらしい例だろう。

乱舞、乱舞の閉会式では、
どこかの国の選手がザンビアの旗手を肩車して祝福した。
実況のアナウンサーが声をからす。
「泣いています…笑っています…」

<泣きなさい 笑いなさい いつの日か いつの日か 花を咲かそうよ…。>
喜納昌吉さんの名曲『花~すべての人の心に花を~』は
この日の感銘が歳月のなかで発酵して生まれたと聞く。

サハラ以南では5~17歳の4人に1人が「児童労働者」である厳しい現実も、
今回の会議で報告されている。
天然資源の豊富なアフリカ諸国と、
技術をもつ日本と、
手を携えて成長し合う盟友の関係を一日も早くつくらねばなるまい。
すべての人の心に花を、
である。

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