くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

親の事

2022-09-22 21:56:00 | 日記



14〜15年ぶりに、ミルキーが小学校5、6年生の時に同じクラスだった男の子のFママに、仕事帰りの電車内でばったり出くわした。

自宅が同じ最寄り駅なので20分ほど駅で立ち話。ラインを交換して別れた。何度かやり取りをしてランチに誘われたのでOKした矢先にまた駅で会った。

彼女のお父さんが病院へ入院したが、そこから老健に転院するんだとか。多少なりとも先に経験しているわたしと話をしたいようだ。

そうなんだよね。介護ってピンキリなんだけど、経験している人にしか実際の気持ちとか細々したことの大変さってわからないんだ。もちろん、口ではみんな大変だねと言ってはくれるけれども。

まずは何から始めるの?
どこへ行けばいいの?
地域包括支援センターって何?
ケアマネって何をしてくれるの?
通所介護施設って?
老健って?
特養って?
どう決めてどう申込むの?

わたしなんて何一つ知らず、認知症外来の先生に、「なんにも知らないんだね」と言われたよ。

あー、今思い出しても腹立たしい。知ってるか知らないかだけの違い。そんなに偉いのかい!

家に帰りたがっている入院中のFママのお父さん。退院ではなく転院だと告げた時の顔。諦めたような観念したような顔が切なくて辛いという。「姥捨山ってわけじゃないんだけど・・・」と言って涙ぐんでいる姿を見て、わたしまで悲しくなった。

でも、これからが長い。

親は大事。でも自分も大事にしないと。親が年を取った分だけ自分も年を取っている。1人で背負おうとしてはだめだ。頼れるものにはなんでも頼った方がいい。



左から87歳、83歳、85歳。仲良し3人組。眼科の帰り。喫煙OKの昭和レトロな喫茶店にて。今月はお母さんの誕生日だった。3人とも100歳くらいまで生きそうな気がする(笑)


今度はパトカー

2022-09-21 22:26:00 | 日記
先日の救急車に続いて、その週の金曜日はパトカーが来た。

その日は母の眼科通院の日。弟Yと付き添ったが多少なりとも疲れたせいか、それとも毎日眠たい病のせいか。帰宅してから、窓を全開、ソファーでうとうとしていると。

ベランダ側から超絶ピンポン、玄関ドアをドンドン叩く音がして目が覚めた。今度は何事?どこの家?

「開けろー!開けろー!俺がどんな思いで八王子から出てきたと思ってるんだ、このやろー!」

ベランダに出て音のする方を見ると1階のHさんち。おじいさんが怒鳴っていた。

八王子から来たのか。。。

「おい!開けろと言っているだろー!」

あんなに興奮してる人にドアを開けろと言われて開ける人はいないよ。

Hさんがドアを開けないもんで、隣のOさんちをピンポンし始めた。

「隣のHの父親ですが、息子がドアを開けてくれないんです」と。

「それは息子さんと話し合ってください」

ごもっともだ。

「そんなこと言わないでくださいよ。わたしは84歳なんです、八王子から来たんですよ。じゃあ、大家さんはいますか?大家さんを紹介してください」

「大家さんはいませんよ」

その後おじいさんはかなり粘って交渉を続けたが、Oさんが「ちょっと手が離せないので失礼します」と引っ込んでしまったら。

おじいさん、廊下の消火器でHさんちのドアをゴツゴツやりだした。内側から「ドアが壊れちゃうよ!」と声がする。なんだ、居留守だったのか。すっかり目が覚めた。

うむむ、これは警察に連絡をした方がよいのかな?どうしたもんだろう?と考えていると。わたしと同じように様子を伺っている3階のIさんと目があった。

「警察呼んだ方がいいですかねえ」
「そう思って出てきたんだけど、なんか電話してる声が聞こえるから大丈夫かも」

そうこうしているうちにお巡りさんが4人やってきた。2組に別れて一組はおじいさんを廊下まで連れ出し、もう一組はHさん宅に入って行った。

おじいさんは、ドアを開けないで警察呼んだのかバカヤローと怒鳴っている。お巡りさんが事情を聞いても、俺よりも二回りも三回りも下の野郎に話すことはないんだ!上司呼んでこい!バカ!バカ!と叫んでいる。

お巡りさんは「近所迷惑だから大声ださないでください。これでも36ですよ」なんて言っている。

それじゃあ四回り下だ(笑)

とにかくおじいさんは息子と話をしたいことがあったんだけど、電話をかけても出ない、出てもすぐ切られちゃう、許せなくて今日はやってきた。前回来たのが11年前、場所がわからなくて駅の交番で聞いたけれど住所がわからないと教えられないと言われた。なのに、警察は電話一本で息子宅にやってきて、それも許せない。息子と孫に随分とお金をかけてやったが自分は一銭ももらっていない。これ以上はお前たちの上司じゃないと話さない。早く警察連れて行け、バカヤロー!

と、いうことだった。Hさんちは子供が3人。既に3人とも独立しているけれど、ミルキーと同じ通学班で当時は一緒に小学校へ通っていた子達。おじいさんも3人が小さい頃は沢山可愛がっていたんだと思う。

それが会話を拒否されて消火器でドアを壊してまで入ろうとしていた。きっと他人にはわからない家庭の事情があるんだろうけれど、なんか切ない。そして、おじいさんは連れていかれた。

結局、一部始終をドラマを見るように眺めてしまったわたし。Iさんが「終わりましたね」と言って帰って行った。暇だな、わたしたち。



よく晴れた1日だった。お母さんの通う眼科近くの公園。








♪髪を切ったわたーしに♪

2022-09-20 20:01:36 | 日記
シーズンが終わり、髪を切って違う人みたいになった。拳2つ分は切ったかな。久しぶりに前髪も作って、可愛くなっちゃった。これでまた、しばらく第三の目は開眼しない。

あんまり前髪をクルンとさせると、「昭和」と言われるから気をつけないと。

神田明神に始まり、ビーナスフォート、K市お祭り、イオンモール、ホームでのイベント等沢山出演させてもらった。この上ない幸せ。皆々様に感謝。

今年の店仕舞は早かったけれど、また来年に備えよう!お腹、もうちょっと引っ込めとく?

雨降りの中、登山する馬鹿。

2022-09-18 15:57:38 | 日記
前からの約束だったとは言え、こんな雨の日に山登りだなんて馬鹿がすることだ。付き合いがいいにも程がある。

たいして高くなかろうが危ないっちゅーの。山の天気は変わりやすいって、既に荒れ模様なのに馬鹿じゃなかろうか?

雨でも翌日が休みなのと、晴れで翌日が仕事なのはどっちがいいかとかぶつぶつ言いながら出掛けて行った。

わたしは両方嫌だね。雷も鳴ってるのに。来週末も三連休なのに。なんなら、これから晴れの土曜日はいくらだってあるのに。

こんな天候の中、万が一救助とか捜索とかになったとしても、恥ずかしくてお願いなんてできやしないよ。一生の恥だ。

そういうの、本当に嫌なんだけど。。。

馬鹿が無事に帰ってくるようだ。お風呂の支度してやるか。


大好きなのに、ちょっと目を離したら芽が出てきちゃって。好きなだけに捨てられず、ベランダで放置していたらこんなことに。土に埋めたらさつまいも穫れるんだろうか?


呼ばれて飛び出て、ジャジャジャジャーンみたいな?

2022-09-15 18:19:00 | 日記
先週火曜日のこと。=整形外科の先生に注射失敗されたあとの話。

ハービーにトレーニングをみてもらう日だったのだけれど、膝は痛いしびっこ引いてるし、ということで相談の上、曜日を変更。

家に帰ってシャワーを浴び、届いたばかりの食べちょくの「超訳ありリンゴ」の訳を知るべくバリバリ、むしゃむしゃと食べていたら。

超絶ピンポンされた。ドアもドンドンやられて何事?

「Yですけど、忙しいところすみません、オヤジが倒れちゃって助けてください!」

オヤジっていうのはYさんのお父さん、92歳のおじいちゃんだ。

今朝、熱があって近所のクリニックでPCR検査を受けて結果待ちだとか。ビビらなかったというと嘘になるけれど、助けを求められて応えなければ人でなしだ。

急いでYさん宅に駆けつけると、お父さんがトイレの床に座り込んでいた。腕をどこかにぶつけたのか血が出ていて、手足が熱くて熱があるようだった。

さんが前からお父さんの脇の下に腕を入れて抱き上げようしたけれど、それは無理だ。何年か前にうちのお母さんも同じような状況になったことがある。

板の間なのでバスタオル移動を提案。力が入らない人を抱っこで移動させるのって素人には大変なのだ。でもバスタオルにお尻さえ乗れば簡単に運べる。

Yさんがお父さんの後ろに回って脇を抱え、少し上がったお尻の下にバスタオルを突っ込んだ。お尻さえ乗れば、あとはズルズルタオルを引っ張るだけ。

広いリビングまでお父さん移動。

「次、どうしますか?ベッドに運びます?それとも、救急車呼びます?」

お父さんは意識ははっきりしていて、「くるりさん、夜の忙しい時間にすみません」と言う。

それから救急車を呼ぶ、呼ばないで父と息子が言い合い。
「くるりさん、呼んじゃってください!」の指示のもと119。

自分のお母さんのために初めて救急車を呼んだ時は慌ててしまってろくに住所も言えなかったけれど、今回は冷静。多分、Yさんのお父さんの意識がしっかりしていたからかも。

火事か救急か。救急車はどこへ向えばいいか?意識はあるかないか?熱はあるかないか?怪我はしていないか?今どんな状況か?ところで、あなたは何者か?
 
「呼ばれて来ました、隣人です」

・・・「ハクション大魔王みたいだな、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンみたいな?」と不謹慎にも心のなかで呟いてしまったら、もう止まらない。

「アラビン、ドビン、ハゲチャビーン」
「ハクション大魔王でごじゃいますよ」
「おとたま、おとたま」

2〜3分で到着すると言われ、誘導するために通りに出て救急車を待った。待つお湯は沸かないし、待つ救急車は遅い。待ちながらも、頭の中でアクビちゃんがぴょんぴょん飛び跳ねている。

そこへマイケルが帰ってきた。そんな格好で何してんの?って。そう、わたしはびちゃびちゃの髪によれよれのTシャツ&エプロンのダサいおばさん。

「あたし、救急車誘導するから忙しいの」
「誰の?」
「Yさんの」
「ホントかよ、大変じゃん」

救急車から先発の若いお兄ちゃんが降りてきたので、エレベータもあるが奥の階段からすぐの部屋と伝えて一緒に向かった。

Yさん宅の玄関前でこちらを見ている人が。
「あの人は息子さんですか?」
「いやー、誰でしょう?」

近付いてみたらマイケルだった。わたしは目が悪いので服装が違うなとは思ったけれど、全く誰だかわからなかった。

血中酸素濃度が低いとかで酸素マスクをして、お父さんは簡易担架で救急車に無事搬送?搬入?されたので後はお任せしてわたしたちは家に戻った。

実はそこからがまた大変で。搬送先の病院が見つからず、マンション敷地内に1時間45分いたとか。コロナの疑いがあったからかな。付き添いのYさんもお父さんご本人も大変だというのに、その日はわたしの頭の中でアクビちゃんがずっとタンバリン叩きながら踊りまくっていたんだけどね。

♪アクビ娘と人は言う、しゅわーん、しゅびどぅわー、アクビ娘はステキな娘♪

後日、Yさんが来てくれて、お父さんのPCR検査結果は陰性だったこと、それから胆管炎で手術をしたことを教えてくれた。しばらく入院するらしい。とりあえず、よかった。

で、食べちょくの「超訳ありリンゴ」は、25個くらい入っていた。見てくれは良くないのかもしれないが、その他はどこが超訳ありなのかわからないくらい。大きくてパリパリの美味しいリンゴ。リピ決定。