くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

若いっていいな

2020-09-22 23:12:46 | プール&スポーツクラブ
結局この4連休は、美容院へもお料理教室へも行かず、スポーツクラブのプールにしか行かなかった。ただの暇人。暇なので時間を気にせず、温泉お風呂にゆっくり浸かることができてよかった。
 
●土曜日はまあまあ人がいた。普段利用しない時間帯なので知らない人ばかり。で、思ったのは、前の人がスタートしたあと、間をあけずにスタートしちゃうおばさま。すぐに追いついちゃって立ち止まっている。学習しないのか、何度も繰り返していた。待てないなら、隣のゆっくりコースで泳げばいいのに。暇なので1時間近く泳いだ。

●日曜日もそこそこ人はいた。嫌だったのはゆっくりコースですぐにスタートしない人が、コースロープに沿ってこちらの初心者コースを向きながら立っていること。それも2人とか3人とか。この時間帯の不文律?とにかく近すぎ。

そして、初心者コースはこっち岸でもあっち岸でも人が溜まっている。スタートしない、できないなら隣の歩くコースに移ってコースを空けてあげたらいいのに。わたしなんて、すぐに移っちゃうよ。

●昨日はすごく空いていて、1人で1コースを自由に使えた。練習に飽きたら下手な犬かきとかイルカジャンプや横泳ぎをして遊んじゃっても全然大丈夫で楽しかった。

フロントの学生バイトくんは木曜日の水中ウォーキングでたまに代行やってる子だった。ハンサムボーイ。暇だからちょっと話をした。
「大学生?」
「そおっす!」
「何年生?」
「4年っす!」
「就職は?」
「自分は決まってるっす!」
「どういう方面?」
「あー、自分は。JTBってご存知っすか?」
「知ってるよ。大きな会社だもん」
「自分、旅行趣味なんで、そこに決めたっす」
「そっか。よかったね。おめでとうございます。英語のお勉強しなさいよ」
「はい、今、毎日やってるっす!」
「そっか、偉いね。頑張ってね」
「うぃっす!」

・・・うぃっすとか、なんとかっす!って野球部でしか聞いたことないんだけど。あれで面接通ったのかな?希望あふれる若者。若いっていいな。

●今日もプールは空いていた。初心者コースはわたしともう1人男性がいたけれど、その人はすぐに上がってしまったので後半はまたコース独占状態。また練習に飽きたら沈むまで仰向けで浮いていたり、ラッコ泳ぎをしてみたり、仰向けの平泳ぎキックで遊んだり、好き勝手にできて楽しかった。

スポーツクラブの通用口前でこの間泳ぎを見てもらったIトレーナーのだんなさんで、Hくんの後輩トレーナーWくんに会った。予定していたパーソナルトレーニングがキャンセルになってしまったので暇なのだという。わたしも暇なのでちょっとおしゃべり。

エナジードリンクとおにぎりとゆで卵を持っていた。1日7回食べるんだって。

で、そのWくんは来月から隣駅でパーソナルジムを始めるんだとか。

「え?すごいじゃない、一国一城の主だね」
「すっごく小さいんですけどね」
「いやいや、すごいよ。ここのお客さん連れて行くの?」
「さすがにそれはできないんで、ここをやめたお客さんでつながってる人とか、あとはご新規ですね」
「そっか、そっか。とにかく頑張ってお稼ぎなさい」
「頑張ります。僕もっともっと勉強します。稼いだお金、自分に投資します」
「偉いし、いいお金の使い方だね。自分にたくさんおリボンつけるといいよ。」

ミルキーと同じ年なので、ついつい親目線で見てしまう。まだ25歳。何でもできるし、何度でもやり直せる。失敗を恐れずに、前へ前へ。若いっていいな。

仰向けで浮いているときに見えた空がきれいだった。












プール

2020-09-22 21:00:09 | プール&スポーツクラブ
21時半からのレッスンでプールに着いたのが10分前。

ギャラリーフロアから担当トレーナーのHくんがわたしの練習をこっそりチェックしていることがあるから、逆にこちらから見てやろうとジャグジープールの陰から伺う。。。

しめしめ、いないぞ。見られないうちに練習しちゃおうっと。

「くるりさん!」

足元から声がして、ビクッとしてしまった。なんと、Hくんがジャグジープールにいた。ニヤニヤしている。

「僕、くるりさんが入ってくるところからずーっと見てましたよ、僕のこと先に見つけようとしてギャラリーフロア確認していたでしょ、気付いてないなあ、しめしめって思いましたよ(笑)」

(くっそー!やかましいわ、そうだわい!)
「・・・練習してくる」

思いっきり見られちゃうけれど、仕方ない。わたしは自分が知らないところで勝手に見られるのが嫌だ。それよりはマシだ。

1往復だけ泳いでから、Hくんのところへ行くと。

「くるりさん、手数が本当に減りましたね。よく伸びてゆったり泳げるようになってます、僕と同じです」

僕と同じ。。。わたしを褒めてくれたのか、暗に自分を褒めているのか。。。

「上手になってる?」

「上手になってますよ」

目に見えてどんどん上達!はしていない。けれど、ちょっとずつ楽になってはいる。

「この間、Tさんもわたしの泳いでるの久しぶりに見たけれど1キロくらい泳げそうな泳ぎになったって言ってくれたんだよ」

「そうですよ、くるりさん、勇気を出して折り返してみましょう、意外とできちゃうもんです」

「勇気ない」

Tさんは全然泳げるようにならないとぶつくさ言うわたしに、できるようになるコツは止めないことだと教えてくれた人。ガンと闘っている。

「さあ、今日も始めましょう!キックと手の練習です」

行きはキックで帰りは歩いて戻る。先日の追っかけ女子がいないので、Hくんはのびのびしている。

「この間の女性、いないね」

「あー、そうですね。それよりくるりさん、僕、今日、キンプリの・・・」

「え?」

「僕、メガネ外したらキンプリの」

「え?」

「キンプリの岸」

「グーパンチするよ」

誰かがHくんを捕まえて、キング&プリンスの岸くんに似ていると言ったらしい。彼は上機嫌だ。

以前。Hくんがプール用のマスクをきつく締めすぎて、涙袋が押されてちょっと細目になった顔が福士蒼汰に見えてしまったことがある。

本当に不覚。一生の不覚。でも。見えてしまったから仕方ない。

今日は福士蒼汰に見えてないけれど、思い出し笑いをして、「あーあ、トレーナーが蒼ちゃんだったらなあ」とにやけたわたしを見て。

「くるりさん、ニヤニヤしてどうしたんですかー」

「なんでもない」

「にやけてますよ」

「岸くんより蒼ちゃんがいいよう(笑)」

「あ、僕の弟、福士蒼汰に似てるって言われますよ!」

「え?え?弟くんに教わりたい」

「弟はサラリーマンです」

「・・・」

「代わりにキンプリの岸が教えますよ」

「殴るよ」

手の掻きの練習。先週はカクカクとホームベースのような形で手のひらの向き、肘の角度などなどを教えてもらったけれど、今回はそれを踏まえて逆ハート型にしていく。

どう見たって岸くんには見えない。蒼ちゃんにも見えない。泳ぎのうまい兄ちゃんがいるだけだ。

プールからも時間によって月が見える。Hくんに教えてあげると、僕滅多に見たことありませんと言う。そんな人もいるんだわねぇ。