今日のダンスレッスンは体験さんがいた。
オリラジあっちゃんが絶賛の日本史の教科書と世界史の教科書、どちらを先に読もうか考え中。
先生は体験さんにとっても優しく手取り足取りつきっきりとなるので、わたしたちノーマーク。レッスンが格段に楽ちんとなる。
それが良いか悪いかは別として。毎週、体験さん来てほしいと勝手なことを抜かしつつ、わたしはプールへ。
更衣室からお風呂場を通ってプールエリアに行くのだけれど、そこの冷水機の蛇口に口をパクっとかぶせて水を飲む人を見て(そんな人初めてみた)、もうそこの冷水機は使わないようにしようと心に誓った。
約束より30分ほど早く着いたので、まあまあ練習できた。でもって、いつになく神妙な顔つきでトレーナー登場。
「くるりさん、お話が・・・」
(あー、また面倒なこと言い出すのかなー?)
「なになに?要点のみ手短に話したまえよ」
「あのー、僕4月から大学に行きます」
「ん?」
「僕、医学部受験して受かったので、4月から大学に通います」
「うん?」
「で、4月からレッスンの時間をずらしてもらうかもしれません」
「あー、OK、わかった。まずは、おめでとうございます。本当におめでとう!すごいじゃない!」
「行ってもいいですかね?僕」
「いいに決まってる。行かない選択はないよ!お医者さんになりたかったって言ってたもんね」
「はい。どうなるかわからないんてすけど。ついていけるかどうかもわからないし」
「バカじゃないのー?そんなやる前から先のことを心配するのはバカだよ。そんなの気合と根性だよ」
「僕、気合はあるんですけど、根性ないんで」
「あー、そうだったねぇ。でも、まあ、どうにかなるよ。地頭いいんだから。話してくれてありがとうね。すっごく嬉しいよ」
「本当ですか?よかったー」
「ほら、もうこんな時間だよ、早くレッスンしてよ」
そんな訳で、彼は4月から医大生となる。4月初めにお誕生日が来るので32歳の1年生だ。14歳の年齢差で友達ができるか心配している。
そして、30代を学生として過ごすことに不安を感じている。まだまだ人生の折り返し地点にもついていない彼。何も恐れることはない。いざとなったら、トレーナーに戻ればいい。やりたいと思っていたことができるのだ。家族と環境に感謝して進めばいい。
「ちゃんと先生になれたら教えてよ」
「くるりさんに1番にお伝えします。僕、くるりさん診ますよ」
「あ、いい、いい、H先生の診察は遠慮しとくよ」
「なんでですかー?」
「インチキドクターになりそうだもん」
なんだか、甥っ子が志望大学に入学できたようで嬉しい。応援するぞ!
ががが、ふと。わたしはどうなっちゃうんだ?もしかしたら、お別れが近いのかもしれないなぁ。今日からビート板を使って平泳ぎの息継ぎのタイミングの練習を始めた。顔をあまり上げないようにするのが難しい。
オリラジあっちゃんが絶賛の日本史の教科書と世界史の教科書、どちらを先に読もうか考え中。