くるりぴょん、くるりこぴょん

忘れっぽいわたしのための記録。何年か先に、振り返ることのできる思い出を貯めるために。

ムンク展

2018-12-24 23:23:05 | 美術館・博物館
マイケルの酒飲みは聞いていたけれど、ミルキーまで学校でお勉強をしてくるのですぐに帰らないとラインが来た金曜日。

すぐに帰って速攻でお夕飯を作らなくてもよくなった。さて、どうしましょう?やっぱり東京上野ラインに乗っちゃうでしょ。上野にGO!GO!会期はまだあるけれど、東京都美術館のムンク展。

で、ムンクさんは、なかなかの男前、端正な美男子。でも、ちょっと精神面が不安定。絵画と向き合う為ということで結婚はしなかったのだけれど、女の人には困らなかったよう。女性との愛憎関係のもつれか銃が暴発して左手の指を無くしたとか。80歳のお誕生日を迎えた後に、戦争の爆風で家の窓ガラスが割れて気管支炎を起こして1人お家で亡くなったとか。

比較的すいすいと観ることはできたけれど、『叫び』だけは1列に順番待ち。立ち止まらないで進めということで。

これは作品についてのムンクのメモ。

『夕暮れに道を歩いていた
一方には町とフィヨルドが横たわっている
わたしは疲れていて気分が悪かった
立ちすくみフィヨルドを眺める
太陽が沈んでいく
雲が赤くなった
血のように
わたしは自然をつらぬく叫びのようなものを感じた
叫びを聞いたと思った
わたしはこの絵を描いた
雲を本当の血のように描いた
色彩が叫んでいた』
この絵が〈生命のフリーズ〉の〈叫び〉となった
(印刷物より年不詳)

この絵は叫んでいるのではなくて、叫びが聞こえたらしい。やっぱりちょっと変。