YANAHA B-4 2台目
通電確認のみの製品で写真の本体ネジに傷が無く分解された様子が無かったので3,200円で購入しました。もちろんジャンク品です。以前購入したB-4はネジに傷があり分解されていて内部がいじられていておまけに部品が不足しているのがあって修理が面倒だったので・・・。
正面 汚れはありますが目立つ傷はありません。
上面 細かい傷や錆があります。
取り付けネジは外された様子はないようです。
裏面 汚れやスレがあります。入力切替SWがDCになっています(嫌な予感)。
ケースを取ったところ。 埃がありますがヒートシンクに付いているクッションもちゃんとついています。
電源用コンデンサーは膨らんでいないようです。
パワーブロックを外したところ。 ヒートシンクの色が変色しています(何か不安な気持ち)。これPioneer Exclusive M4のヒートシンクの焼けた色に似ています。A級動作で使用していたようです。
入力切替SWを分解清掃します。これDC入力に切り替えられていたのでDC入力で使用していたのでしょうか?不安な気持ちになります。
入力VRを分解清掃します。プラスチックにヒビが入っています。清掃しましたがガリが取り切れません。DC入力による弊害で抵抗体に傷が出来たようです。
DFコントロールのVRも分解清掃します。
ヒートシンクからパワートランジスタを外したところ。 当然グリースは乾いています。
グリースを拭くとヒートシンクの元の色が見えてきました。
パワートランジスタをチェックすると壊れてはいませんが1個の2SC2460が規定値を少し下回っていました。私の持っているトランジスタチェッカーではパワートランジスタの正確なhfeは測れないのですが・・・まあパラプッシュプルなのでとりあえずこのままでいいかな?後でオークションに中古が出ていたら交換しましょう。
A級B級切り替え用リレーはアークが飛んで焼けているので交換します。前のユーザーは動作中にA級B級を切り替えていたようです(よく壊れなかったな)。
左旧リレー 右交換用リレー
スピーカー用切り替えリレーは汚れだけでしたので清掃後そのまま使用します。
TRは全部外してチェックするのですがTRに書いてある型番の文字が消えているのが何個があるので回路と確認しながらチェックしていきます。
パワーブロック整備完了
交換部品 電解コンデンサーは電源以外は全部交換しますがA級動作の場合はアンプの温度が高くなるので使用する電解コンデンサーは105度Cタイプを使用します。消耗しているTRも交換。
調整中 調整は大きいドライバ基板の+65VとE端子の電圧をVRで調整、小さい基板のE端子とNE端子の電圧をB級は25mVにVRを調整A級は250mVにVRを調整、E端子とCT端子の電圧を0mVに大きい基板のバランスVRを調整します。けっこうクリチカルですので+-5mV以内であればOKでしょう。
L,R=100Hz
L,R=10Hz
L,R=10KHz
完成 ランプはLEDに交換しました。今回は電球色のLEDを使用して電流は5mAほどに抑えて電球と同じ感じに明るさを押さえました(ランプにつながっているコードは電源とスピーカー切り替えは+が白-が赤、A級B級切り替えは-が白+が赤で統一されていないので注意が必要ですなお電圧は12Vです)。
残留雑音 L,R=0.1mV 周波数特性 L,R= 5-90KHz -1db
音は前回のB-4と同じ感じですので省略します。
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