YAMAHA P2100 PAアンプ 部品どりジャンク品その2
部品どり用に買ったのですが中身を調べてみるとスピーカー出力に繋がっているゾーベル・ネットワークの10Ω5Wが断線しています。こういう業務用アンプでは屋外で使用する機会も多くスピーカーコードが長くなり過酷な状態で使用されることも多く。又スピーカーを繋がないでスイッチを入れたり過大な入力を入れてしまう場合もあったりしてアンプが高域で発振して断線したのかもしれません(セメント抵抗が割れていました)。終段のTRも破損しているか消耗している場合がありそうです。
Power TR 2SA747A,2SC1116A 取り外してチェックしましたが多少消耗はしていますが壊れてはいないのでそのまま使用します。一度交換したのかな?
左がP2100で右がPC1002ですトランスの大きさはだいたい同じでP2100は保護回路の簡素化やリレーがありません。P2100はアンバランスなので入力のVRが単連ですがPC1002はバランス入力なので2連になっています。
ドライバ基板
交換部品
ツマミは手持ちの物を使用 ちょっと回しにくいですが・・・
L,R=100Hz
L,R=10KHz
1KHz
簡易的に歪を測定(1KHz 1W)
完成 残留雑音 L,R=0.2mV 周波数特性 5-100KHz -1db (広帯域なのでPA用としては高域を少しカットした方が良いかも)
システムに入れて試聴中 音的には特に問題はありませんが業務用アンプによくあるアンプ本体からの音(トランスの音)があります。オーディオ用アンプではこの点配慮されているのですがPA用アンプは多少の音は無視されるようでこのアンプも静かな部屋では2mぐらい離れないと気になります。PC1002の時はあまり気にならなかったのですがこちらのアンプは古いからかわかりませんが多少気になります。