演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

間違えるということ

2009年03月25日 23時24分49秒 | 脚本

以下は朝鮮日報からの引用ですが、どこが間違えているのでしょう

小学4年生のA君(10)は、インターネットのあるサイトで、「ショッキング感電ガム」というおもちゃを4000ウォン(約280円)で購入した。普通のガムと形や大きさが同じである上、包装紙の側面には本物のガムのように商品のバーコードが印刷されていた。包装紙の一方が開いており、銀紙で包まれたガムが2センチほど飛び出している。そのガムを掴んだ瞬間、1.5ボルトの電流が流れ、強い静電気に触れたときのようにしびれを感じる。


 この「感電ガム」は現在、5-6種類のサイトで、4000ウォンから5000ウォン(約350円)程度で販売されている。またこのほかにも、上の部分を押すと電流が流れる「感電ボールペン」、ボタンを押すと電流が流れる「感電マウス」「感電巻尺」「感電ライター」まである。さらに、見かけは普通の缶コーラと同じだが、缶を握ると電流が流れる「感電缶」もある。これらの製品の大部分は中国から輸入したもので、単3形乾電池が入っており、触ると1.5ボルトの電流が流れる。電流はそれほど強くないが、驚いた場合に悪影響が懸念されるため、「妊婦や高齢者は使用しないこと」という注意書きがある。


引用はここまで、以下略。

答:1.5ボルトは電圧。電流と電圧は違います。
この場合流れる電流はごくわずかですが、電圧は数百から数千ボルトないとびりっとしません。
電流がごくわずかであれば、数万ボルトで感電しても死にません。
ちなみに電流が1.5Aも流れると24Vでも危ないかも。

私が読んだことのある鐘下辰男さんの脚本はこういう間違いが多かったのです。

電池交換しないでいつまでも機能する盗聴器、とか屋外にあるはずがないヒューズとか。ヒューズの形状も誤解があるようでしたし。

お芝居はしょせん、うその話なのだから、細かいところでいい加減な書き方をすると、どこかで矛盾が出てきます。

このストーリーだから、事実もこうあってほしいというのは、やはり無理があります。
でも、新聞でも理解していないんですから。仕方ないか。
ただ、常に現実よりも、こうあってほしいの報道をする朝鮮日報だからな。

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