久しぶりにコメントの書き込みがあって
高校演劇でなく自分の芝居だったらどんなのが理想なのか
とか、どんなのを今観たいのか
とか、考えたら
「いまんとこないよな」という
情けない結論になった。
では、どんな動機で台本を書いていたかを考えたら
「この役者」にこんな台詞を喋らせたい
というのが一番かもしれない。
特に茨城大学の「劇団とりっくすたぁ」の小松君が出演してくれるときに
「どんな作品がいい?」と聞いたら
「かっこよく書いて」と言われたのをよく覚えている。
健ちゃんだと「ちょっと助平で、途中笑えて、さいごにほろっとくるのがいい」といつも言っていた。
小松君は印象が強いらしく、「キャラメルボックス」の製作の加藤さんも「小松君どうしているかなあ」と書いている。
嫌われ者のすすめ バックナンバー
http://www.rosetta.jp/kiraware/0202.html
あと、音のきれいな芝居もいいなあ。
秋浜悟史さんの芝居は音が好きだった。
面白いとか面白くないというのは人によって違うもので
私が面白いと思うロマン・ヴェンガルテンの『夏』はだれも、面白いといってくれない。
もっとも、脚本を読んだだけでは理解しにくいのかも。
私はNHKのFMで聞いたのだ。
http://ishigurokenji.com/report/report_078.html
夏の広がり (蠍座公演 『夏』) | 町田の独り言
http://campingcar.shumilog.com/2009/06/27/%E5%A4%8F%E3%81%AE%E5%BA%83%E3%81%8C%E3%82%8A/
1970年代にフォークソングやロックが流行って
それ以前とそれ以降とで音楽がぜんぜん違ってしまったように
演劇も1969年以降はぜんぜん違うものになってしまった。
感性が違うのだ。
ただ、音楽と違ってなかなか観にいかないから
造り方が分からない、のかもしれない。
映画を観ていればよく分かるが、この時期から民芸や俳優座といった
古くからある劇団の役者に代わって
新しい劇団の役者がよく出てきている。
面白いのが「文学座」で、このころからアトリエの活動が盛んになり
古いような新しいような、わけの分からない状態だった。
なにせ、つかこうへいの「熱海殺人事件」は初演が文学座だ。
たしかアトリエの公演のための書き下ろし作品だった。
あれから40年。
さらに感性は変わったと思いたいが、あまり大きな変化はないようだ。
こんな曲が心にしみる今日この頃だ。
SMI 3 逢いたくて 逢いたくて - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ePnXUCFKBsU&feature=relmfu
SMI 2 And I Love Her - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=ySwBpBkKAPE&feature=relmfu