我が家は息子が2歳の時から、絵本の配本サービス(1)を利用しています。
子どもが毎月絵本が届くのを、とても楽しみにしているからです。
しかし、息子が小学生になってからは、なかなか本人が望むような、
本が届かなくなってしまったため、時々配本サービスの会社に電話をし、
配本される本の調整を行うようになりました。
といっても、配本予定の本を送ってもらう時期をずらしたり、
配本予定の本のリストの中から、息子が好きそうな本を選んだりすることが多いのですが。
例えば、動物たちのほのぼの物語を、
学校関係のワクワクする物語に変えてもらうなど。
配本サービスのいいところは、自分では読まないようなジャンルの本が届くことなのですが、
そのことを息子は「俺が読みたいと思うような本が届かない」と解釈するようになりました。
なので「真面目っぽい本も届くけれど、面白い本も届く!」
という印象をもってもらいたく、配本調整を行い、様子を見ています。
下の子は絵本が届いても1回読んで、興味を持たなかったら、
もう手に取ることはないくらい、好みがはっきりしているため、
「○○(娘の名前)の絵本は届かなくてもいい」と宣言するほどです。
そこまで言うなら、もう娘には絵本を送ってもらわなくてもいいかなと思ったのですが、
結局私が読んでもらいたいと思う絵本でなく、娘が喜びそうな絵本を選び、
毎月息子に2冊、娘に1冊絵本を自宅へ送ってもらっています。
子どもの本が増え続けて大変ですが、
子どもが興味を持っていなかった本を、本棚から手に取って読んでいる瞬間を見ると、
やっぱり自宅に本を置いておきたいと思う気持ちが強くなってしまうのです。
子どもと本の間には、深い信頼関係のようなものを感じるので、
その信頼関係を大切にしたいため、家にできるだけ絵本等を置くスペースを確保しました。
今後様子を見て、娘はもしかしたら配本サービスはやめて、
本人が好きな絵本をコンスタントに買う回数を増やすことになるかもしれませんが、
あと3ヶ月位様子を見て、どうするかを決めようと思っています。
ちなみに息子とは以前、配本してもらう本を減らして、一緒に毎月買う本を、
書店で選ぼうという話も出たのですが、書店で本を選ぶのが苦手なようで、
配本サービスの絵本が毎月2冊届くようがいいという結論に至りました。
こうして、その時その時の子どもの反応に応じて、
子どもと本とのかかわり方を考え、いろいろ試みてみます。
今月は面白い本が届くので、今から反応が楽しみなのですが、
そう思って選んでも、失敗することもしばしばあります。
けれど、懲りずに試行錯誤していくと、子どもと本との
嬉しい関わりを目にする瞬間があるため、なかなかやめられません(笑)
今後も子どもと本の交流を、気長に見守りたいと思います。
←地味でマイペースなブログですが、今後も感じたことを気ままに綴っていきたいです。にほんブログ村
【注】
(1)毎月1,2冊、子どもの年齢に合った絵本や児童書を送ってくれるサービス。
選書は会社により異なる。どんな本を子どもに選んだらいいか、わからない人や、良質な本を子どもに読んであげたい人におすすめ。
【今日(昨日)読んだ絵本】
★ 渡辺茂男 作・山本忠敬 絵 『パトカーぱとくん』 福音館書店、1998年(こどものとも特製版)。
「息子の好きな絵本。内容は『しょうぼうじどうしゃじぷた』に似ている。書店にはないが、図書館にはあることが多い。」(99/100 再読)
★ ジーン・ホルゼンターラー 文 /ナンシー・タフリ 絵 /はるみこうへい 訳 『わたしのて』 童話館出版、2002年。
「息子も娘も大好きな絵本。二人とも2歳ぐらいからずっと読んでいる。年の離れた兄弟が一緒に楽しめる絵本。」(100/100 再読)