MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

絵本の読み聞かせの魅力を伝えたい!本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

読み手は子供たちに見られている

2014年05月30日 | 絵本の読み聞かせボランティア(小学校&公共図書館)
私は平日の夕方、いつも2歳の娘を保育園まで迎えに行きます。

保育園は家から近いところにあるので、歩く時間は数分なのですが、
家に帰るまでに、近所の子供たちに声をかけられることが多いです。

声をかけてくれる子たちは、息子の小学校の友達だったり、
同じマンションに住んでいる子達だったり、
私を読み聞かせボラで見たことのある子達だったり、
なんとなく声をかけてくれた子だったり・・・

道を歩いていると「あっ!○○(息子の名前)のお母さんだ!」
と子ども達に言われます。

「こんにちは!これから習い事?」

「ううん。図書館へ行くの」

「そう、私も図書館に行くところなの」

たわいもない会話をしている間に、図書館へ到着。
図書館に寄ってから、娘を迎えに行くことが多いのです。

私が本を借りようとしていると、子ども達が話しかけてきます。

「何を借りたの?」

「『エルマーと16ぴきのりゅう』だよ」

「聞いたことある。○○(息子の名前)が読むの?」

「字の多い本は、まだ一人で読めないから、一緒に読むんだよ」

「こっちの絵本も?」

「あぁ、この絵本は私が読むの。絵本が好きなんだ。
あら、Aちゃん、面白そうなのをたくさん借りたね♪」

「うん!10冊も借りちゃった!」

と、会話は別れ際まで続きます。

こうして話していると、いつも思うのですが、
子ども達は知っている友達のお母さんと、話すのがとても好きなようです。(1)

知っている人には、心を開きやすいのでしょう。(2)

私の顔を見て「あっ!」と言ってくる子もチラホラいます。
なぜ私のことを知っているのか、わかりませんが、
その場の雰囲気で、なんとなくおしゃべりをしていると、
いつの間にか顔見知りになったりすることも。

そんな時、私はPTAがやっている読み聞かせボラの看板を背負っていることや、
小学校の保護者であることや、子どものお母さんであることなど、
自分は子ども達から見られる立場にあることに気付かされます。

普段は、自分がどんなふうに見られているかなどとは、
考えたりしないのですが、自分のことを知っている子が増えてきたので、
言動には気をつけないといけないな~と思いました。

それにしても「この人なら話してもいい」と、思ってくれる子ども達がいることは、
とてもありがたいことです。

子どもが幼稚園児の間は、近所の子ども達と関わる機会が多いと思っていましたが、
小学生になった今の方が、声をかけられることが増えたように思います。
来年2歳の娘が幼稚園に入園したら、もっとこうした回数は増えるでしょう。

我が子もかわいいですが、学校や近所の子供たちも、とてもかわいいです。

地域の子ども達と本をつなぐ活動など、今やっていることだけでなく、
新しいことも、少しずつやっていけたらと思います!

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【注】

(1)過去ログ 「今年度最後の読み聞かせボランティアへ!」 参照。

(2)過去ログ 「今日の読み聞かせボラ ―絵本の世界に入る子どもたち」 参照。

【今日読んだ本】

大島加奈子 作・絵 『ベランダでみつけた ちいさなむし ヤマトシジミ』 福音館書店、2013年(月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻531号)
「クローバに似ている、ハートの形をした葉っぱと、ヤマトシジミ(蝶)のことが描かれている絵本。虫と雑草好きな子に。」(118/200 絵本)

野坂勇作 作・絵 『でんちゅう』 福音館書店、2008年(月刊予約・科学絵本「かがくのとも」通巻476号)。
「電柱の秘密に迫る絵本。面白い!物知りになった気分に。読み聞かせボラにも。」(119/200 絵本)


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