MAYU CLUB ~学校司書まゆみの絵本棚~

子ども達が小さい頃から、絵本の読み聞かせを続けてきた、本について学び続ける学校司書MAYUの絵本リビング育児★

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“MAYU CLUB” ~まゆみの絵本棚~ は絵本の読み聞かせにハマったMAYUが、絵本やインテリア、自分の育児などについて思ったことを綴っています。 高3の息子と中1の娘の母で、現在は学校図書館で司書として働いています。

絵本は楽しむもの ――子どもに押し付けない

2016年01月16日 | 絵本の配本サービス
先日、年少の娘が、図書館の絵本ばかり読むことをブログ記事に書きました。(1)

我が家は絵本の配本サービスを利用しており、
毎月絵本が自宅に届くのですが、娘はそれらの絵本をあまり読みません。

絵本が届いてから1ヶ月は、届いた絵本を表紙の見える絵本棚に置き、
いつも目につくようにしているのですが、
手に取るのは図書館で借りた絵本ばかりです。

図書館にあまり行かないというのも手ですが、
週1くらいで行くのを楽しみにしているので、そうもいきません。

自宅にある季節の絵本や、おすすめの絵本を表紙が見えるように置いても、
図書館で借りた絵本ばかりリクエストしてくるので、
もう少し自宅の絵本を読んでほしいと悩んでいました。



寝る前に、図書館で借りてきた絵本を毎日持ってきたので、

「ええっ?!またこの絵本?!」

と、つい言ってしまったのですが、けろりとした表情で

「だって、おもしろいんだもん!」

と、返答してきました。


面白い・・・


その言葉に、はっとさせられました。


子どもは面白い絵本が好きです。

心にグッとくるような絵本も好きですが、
寝る前の読み聞かせの時間は、楽しい時間にしたいのだと思います。

私は娘が自宅の絵本を読まないことに焦りを感じ、
家の絵本を読むことを、知らず知らずのうちに押し付けていたようです。

子どもには、それぞれの好みや成長があるのだから、
今は興味がないけれど、のちのち興味が出てくる絵本もあれば、
結果的に全く興味を持ってもらえない絵本もあるでしょう。

また、その日その時の気分で読みたい絵本も違います。

以前息子に

「ママ、本は楽しむものでしょ?」

と言われたことを思い出しました。(2)

最近はいろんな意味で余裕がなかったので、
焦る気持ちが出てきてしまったようです。


絵本たちは、子供たちや私の成長を、
そっとリビングの絵本棚から見守ってくれているので、
これからも安心しながら、絵本育児を楽しみたいと思います。

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【注】

(1)過去ログ 「表紙の見える絵本棚は何歳まで必要?」 参照。

(2)過去ログ 「本は楽しむものでしょ?」 参照。

【今日(昨日)読んだ本】

★ ロアルド・ダール 作 /クェンティン・ブレイク 絵 / 柳瀬尚紀 訳 『ガラスの大エレベーター』 評論社、2005年。(39/50 児童書)

★ あまんきみこ 作 / 西村繁男 絵 『だんだんやまのそりすべり』 福音館書店、2002年。(198/200 絵本)