昨年末から月2回通っている
短期間のストーリーテリングの講座で
「鳥呑爺」というおはなしを語ろうと決めた私。
昨日、語るお話を『日本昔話百選』(1)がベースになっている「鳥呑爺」から
こぐま社の「鳥のみじい」(2)のテクストに変更したので
今日は何度も新しい「鳥のみじい」を声に出して読みました。
ただ文章を覚えるのでなく
おはなしをイメージしながら覚えるようにしています。
数年前に語った時は、絵本のテクストを引っ張ってきたので
絵本の絵を手掛かりに文章をを思い出していたのですが
今回は文章をベースにしうて自分の中で絵を描きます。
百選をベースにしていた時は、出てくる鳥はひょうきんな感じだったのが
こぐま社のだと、声のきれいな鳥に
おじいさんも面白いおじいさんでなく、やさしそうなおじいさんに変わりました。
確かに、こぐま社のテクストの方がお話の流れが自然なので
おはなしに身を任せて語れる感じがします。
おはなしを語ることは初心者ですが
何度か大人向けのおはなし会で、おはなしを聞いていたので
どんな風に語ると、聞き手が聞きやすいかはイメージできます。
おはなしを聞く経験をしてきてよかったと思える瞬間です。
とはいっても、おはなしを覚える作業は非常に孤独な作業なので
松岡享子さんの『お話を語る』(3)を読んで
子ども達の前で語れるようになろう!と、モチベーションを上げたりしています。
こんな風に、自分を励ましながらおはなしの練習をしているなんて
他の人からしたら「そんなことをしているの?!」
と笑われてしまいそうですが、私の場合、こうでもしないと覚えられないのです。
なので、ひたすら努力をする・・・これにつきます。
「学問に王道なし」
学生時代の恩師の言葉を思い出したのでした。
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【注】
(1)稲田浩二・稲田和子 編著 『日本昔話百選 改訂新版』 三省堂、2003年(改訂新版)。
(2)稲田和子・筒井悦子 著 「子どもに語る 日本の昔話2」 こぐま社、1995年。
(3)松岡享子 著『たのしいお話 お話を語る』 日本エディタースクール出版部、1994年。