前回の展望に続いて枠順が確定したので各馬の簡単な紹介を。主要なプレップレースの参考映像は前回の展望にて紹介しております。
Kentucky Derby(G1) D10f Churchill Downs競馬場 日本時間5/5 7:24発走
取消1. Black Onyx/ブラックオニキス(父:Rock Hard Ten 母:Kalahari Cat)
調教師:K.Breen 騎手:J. Bravo 戦績:3-1-0-1
主な勝鞍:Spiral S(G3)
前々走、芝の一般戦を勝ったあと、前走オールウェザーのG3・Spiral Sを勝ってここに出走して来ました。一応初勝利はダートなのでトラック適性は問題ないはずです。お父さんはロベルト系のRock Hard Ten。
2. Oxbow/オックスボウ(父:Awesome Again 母:Tizamazing)
調教師:W.Lukas 騎手:G. Stevens 戦績:2-1-1-5
主な勝鞍:LeComte S(G3)
年明け初戦のLeComte Sで重賞初制覇。ただその後はRisen Star S4着、Rebel S2着、Arkansas Derby5着と少し苦戦を強いられています。お母さんがBC Classic勝ち馬Tiznowの全妹で、お母さんの全姉TizsoとAwesome Againの間に生まれたのが昨年のHaskel招待勝ち馬PaynterということでPaynterとはお母さん以外血統構成が全く同じという血統です。
3. Revolutionary/レヴォリューショナリー(父:War Pass 母:Runup the Colors)
調教師:T.Pletcher 騎手: C. Borel 戦績:3-1-2-0
主な勝鞍:Louisiana Derby(G2)、Withers S(G3)
初勝利までは4戦かかったんですが、重賞初挑戦となった前々走Withers Sで重賞初制覇を達成すると前走Louisiana Derbyも勝って3連勝でここに臨みます。Pletcher軍団の1頭です。お母さんは現役時代Alabama S(G1)の勝ち馬。WinstarFarm、Pletcher、Borelのトリオは2010年のKentucky Derby勝ち馬Super Saverのチームでもあります。
4. Golden Soul/ゴールデンソウル(父:Perfect Soul 母:Hollywood Gold)
調教師:D.Stewart 騎手: R. Albarado 戦績:1-2-0-2
主な勝鞍:
ここまで目立った勝鞍はありません。今年に入って初戦LeComte SがOxbowの2着の後、Risen Star S6着、前走Louisiana DerbyがRevolutionaryの4着とここでは少し格下という感は否めません。
5. Normandy Invasion/ノルマンディーインヴェイジョン (父:Tapit 母:Boston Lady)
調教師:C.Brown 騎手:J. Castellano 戦績:1-2-0-2
主な勝鞍:
重賞勝ちこそありませんが昨年末Remsen SがOveranalyzeの2着、前走Wood Memorial Sが
Verrazanoの2着という成績があります。
6. Mylute/マイルート(父:Midnight Lute 母:Stage Stop)
調教師:T.Amoss 騎手:R. Napravnik 戦績:2-3-2-2
主な勝鞍:
こちらも重賞勝ちはありません。前走Louisiana Derby、Revolutionaryの2着というのが重賞における最良のパフォーマンス。もし勝てば鞍上Rosie Napravnik騎手は女性として初のKentucky Derby制覇ということになります。
7. Giant Finish/ジャイアントフィニッシュ(父:Frost Giant 母:Apocalyptic)
調教師:A.Dutrow 騎手:J. Espinoza 戦績:2-1-1-1
主な勝鞍:
目立った実績はなく、前走Spiral SがBlack Onyxの3着というのが最良のパフォーマンスです。お父さんは2008年のジャパンカップダートに来日したFrost Giant。
8. Goldencents/ゴールデンセンツ(父:Into Mischief 母:Golden Works)
調教師:D.O'Neill 騎手:K. Krigger 戦績:4-1-0-1
主な勝鞍:Santa Anita Derby(G1)、Sham S(G3)、Delta Downs Jackpot S(G3)
今年初戦、Sham Sを勝ったあとSan Felipe Sは4着と負けてしまったんですが前走Santa Anita Derbyを勝ってここに臨みます。
9. Overanalyze/オーヴァーアナライズ(父:Dixie Union 母:Unacloud)
調教師:T.Pletcher 騎手:R. Bejarano 戦績:4-0-1-2
主な勝鞍:Arkansas Derby(G1)、Remsen S(G2)、Futurity S(G2)
2歳時にFuturity S,Remsen Sと重賞を2勝。今年に入ってGotham SがVyjackの5着のあと、前走Arkansas Derbyを4と1/4馬身の差をつけ快勝してここに臨みます。Pletcher5の1頭。
10. Palace Malice/パレスマレス(父:Curlin 母:Palace Rumor)
調教師:T.Pletcher 騎手:M. Smith 戦績:1-3-1-1
主な勝鞍:
重賞勝ちはなく、前走Blue Grass SがJava's Warの2着というのがここまで重賞での最良のパフォーマンスです。2007年2008年のエクリプス賞年度代表馬Curlinの初年度産駒の1頭。3着に敗れたお父さんのリベンジなるでしょうか。
11. Lines of Battle/ラインズオブバトル(父:War Front 母:Black Speck)
調教師:A.O'Brien 騎手:R. Moore 戦績:3-1-0-2
主な勝鞍:UAE Derby(G2)
アイルランドからの遠征馬です。前走UAE・Meydan競馬場で行われたUAE Derbyを快勝してここに臨みます。昨年BC Juvenile Turfに出走して7着だったんですが今回はダートに初挑戦です。今年のドバイミーティングのメイン、Dubai WCを勝ったのがKentucky Derby勝ち馬のAnimal Kingdomだったことを考えるとひょっとするとChurchill Downsの10fをこなしてしまうかもしれません。管理するのはAidan O'Brien、イギリスのギニーを捨てて参戦のRyan Mooreが騎乗となかなかの本気度です。
12. Itsmyluckyday/イッツマイラッキーデイ(父:Lawyer Ron 母:Viva La Slew)
調教師:E.Plesa, Jr. 騎手:E. Trujillo 戦績:5-2-1-2
主な勝鞍:Holy Bull S(G3)
今年1月に行われたHoly Bull Sで昨年の2歳チャンピオンShanghai Bobbyに勝って重賞初制覇。前走Florida DerbyがOrbの2着でした。お父さんLawyer RonはKentucky Derby12着でした。
13. Falling Sky/フォーリングスカイ(父:Lion Heart 母:Sea Dragoness)
調教師:J.Terranova II 騎手:L. Saez 戦績:3-0-1-2
主な勝鞍:Sam F. Davis S(G3)
今年初戦Sam F. Davis Sで重賞初制覇。その後Tampa Bay DerbyがVerrazanoの3着、前走
Arkansas DerbyがOveranalyzeの4着という成績でした。
14. Verrazano/ヴェラザノ(父:More Than Ready 母:Enchanted Rock)
調教師:T.Pletcher 騎手:J. Velazquez 戦績:4-0-0-0
主な勝鞍:Wood Memorial S(G1)、Tampa Bay Derby(G2)
Pletcher5の大将格と言ってもいいかもしれません。デビューは年が明けてからと遅かったんですが、2連勝で臨んだTampa Bay Derbyを3馬身差で快勝すると、前走Wood Memorial Sを勝ってG1初制覇、4戦4勝無敗のままKentucky Derbyに挑戦します。お父さんのMore Than ReadyもTodd Pletcher調教師の管理馬でKentucky Derbyに出走したんですがこの時はFusaichi Pegasusの4着に敗れています。
15. Charming Kitten/チャーミングキッテン(父:Kitten's Joy 母:Iteration)
調教師:T.Pletcher 騎手:E. Prado 戦績:2-2-2-1
主な勝鞍:
Kitten's Joy Sという自分のお父さんの 名前を冠したレースを勝っているというある意味孝行息子です。Palm Sが2着の後、前走Blue Grass SがJava's Warの3着でした。実はこの馬かこまでダートを走ったことが無く、連対は全て芝、オールウェザーの実績も、前走Blue Grassの3着が最高着順という実績なんです。お父さんも芝馬だったのでダートでさらに、というのは難しいかもしれませんが、Pletcher師が敢えて出走させてきたというのはなんとも不気味です。
16. Orb/オーブ(父:Malibu Moon 母:Lady Liberty)
調教師:C.McGaughey 騎手:J. Rosario 戦績:4-0-1-2
主な勝鞍:Florida Derby(G1)、Fountain of Youth S(G2)
前売りでは一番人気に支持されています。今年に入って3連勝中でして、前々走Fountain of Youth Sでは当時Kentucky Derbyの有力馬と目されていたViolenceに勝って重賞初制覇を果たすと前走Florida Derbyも勝ってG1制覇を果たしております。
17. Will Take Charge/ウィルテイクチャージ(父:Unbridled's Song 母:Take Charge Lady)
調教師:W.Lukas 騎手:J. Court 戦績:3-1-0-3
主な勝鞍:Rebel S(G2)
今年に入って3戦2勝。3月に行われた前走Rebel Sで重賞初制覇を果たしております。 お母さんのTake Charge LadyはAshland SというG1の勝ち鞍やKentucky Oaks2着という実績のある馬した。
18. Frac Daddy/フラックダディ(父:Scat Daddy 母:Skipper's Mate)
調教師:K.McPeek 騎手:V. Lebron 戦績:1-3-0-2
主な勝鞍:
1勝しかしておらず今年に入っても成績は冴えなかったんですが、前走Arkansas DerbyでOveranalyzeの2着となって、ここに出走して来ました。
19. Java's War/ジャヴァズウォー(父:War Pass 母:Java)
調教師:K.McPeek 騎手:J. Leparoux 戦績:3-1-1-2
主な勝鞍:Blue Grass S(G1)
2歳時に芝で2勝を挙げまして、年明け初戦Tampa Bay DerbyでVerrazanoの2着になりますと、前走Blue Grass Sを勝って、重賞初制覇が 初G1制覇となりました。ただ前走はオールウェザーですし、ダートでは2走前にVerrazanoの2着になったのが最良のパフォーマンスで、どれだけダートをハンドリングできるかが鍵になりそうです。
20. Vyjack/ヴァイジャック(父:Into Mischief 母:Life Happened)
調教師:R.Rodriguez 騎手:G. Gomez 戦績:4-0-1-0
主な勝鞍:Jerome S(G2)、Gotham S(G3)
2歳時2戦2勝、3歳になってもJeromo S、Gotham Sと連勝し4戦4勝で臨みました前走 Wood Memorial SではVerrazanoとの無敗馬対決となったんですが3着と敗れてしまいました。ここでの巻き返しが期待されます。
見所としては5頭出しという大所帯のTodd Pletcher厩舎の成績がどうなるか、ということでしょうか。20頭中5頭、単純に言えば1/4の確率で勝てるわけで、それも有力馬を含んでのものですから「今年最も頂点に近い調教師」と言っても過言ではないでしょう。
ただ、そんな“Pletcher5”の前に立ちはだかるのが前売り1番人気のOrb。これまでViolence、Shanghai BobbyといったPletcher厩舎の有力馬に勝ってきた“プレッチャー厩舎キラー”とでもいうべき存在。
またアイルランドから遠征してきたLines of Battleが勝ってO'Brien調教師に薔薇の頂をもたらすのか、はたまたMyluteが勝てばRosie Napravnik騎手が女性騎手として初めてのKentucky Derby制覇となり、どちらもエポックメイキングな勝利となるでしょう。
といったあたりを踏まえて個人的な予想を。
◎Verrazano
○Normandy Invasion
▲Orb
△Lines of Battle
☆Revolutionary
正直どこからでも入れるといった感じの今年のKentucky Derby。本命は無敗のVerrazanoを。混戦であるだけに「唯一の無敗馬」という点を重視してみました。お父さんもPletcher調教師の管理馬でありましたし、4着だったお父さんのリベンジを期待したいところ。
対抗のNormandy Invasionは重賞勝ちこそありませんが前走Verrazanoと差のない競馬ですし、Verrazanoを本命にする以上この馬も評価せねばなりません。
Orbも近走成績から人気でも外せない1頭です。
意外性ならアイルランドからの挑戦、Lines of Battleの初ダートでの「実はダートもあっちゃいました」に賭けてみたい。Pletcher5からはもう1頭Revolutionaryをチョイス。
Kentucky Derby(G1) D10f Churchill Downs競馬場 日本時間5/5 7:24発走
取消
調教師:K.Breen 騎手:J. Bravo 戦績:3-1-0-1
主な勝鞍:Spiral S(G3)
前々走、芝の一般戦を勝ったあと、前走オールウェザーのG3・Spiral Sを勝ってここに出走して来ました。一応初勝利はダートなのでトラック適性は問題ないはずです。お父さんはロベルト系のRock Hard Ten。
2. Oxbow/オックスボウ(父:Awesome Again 母:Tizamazing)
調教師:W.Lukas 騎手:G. Stevens 戦績:2-1-1-5
主な勝鞍:LeComte S(G3)
年明け初戦のLeComte Sで重賞初制覇。ただその後はRisen Star S4着、Rebel S2着、Arkansas Derby5着と少し苦戦を強いられています。お母さんがBC Classic勝ち馬Tiznowの全妹で、お母さんの全姉TizsoとAwesome Againの間に生まれたのが昨年のHaskel招待勝ち馬PaynterということでPaynterとはお母さん以外血統構成が全く同じという血統です。
3. Revolutionary/レヴォリューショナリー(父:War Pass 母:Runup the Colors)
調教師:T.Pletcher 騎手: C. Borel 戦績:3-1-2-0
主な勝鞍:Louisiana Derby(G2)、Withers S(G3)
初勝利までは4戦かかったんですが、重賞初挑戦となった前々走Withers Sで重賞初制覇を達成すると前走Louisiana Derbyも勝って3連勝でここに臨みます。Pletcher軍団の1頭です。お母さんは現役時代Alabama S(G1)の勝ち馬。WinstarFarm、Pletcher、Borelのトリオは2010年のKentucky Derby勝ち馬Super Saverのチームでもあります。
4. Golden Soul/ゴールデンソウル(父:Perfect Soul 母:Hollywood Gold)
調教師:D.Stewart 騎手: R. Albarado 戦績:1-2-0-2
主な勝鞍:
ここまで目立った勝鞍はありません。今年に入って初戦LeComte SがOxbowの2着の後、Risen Star S6着、前走Louisiana DerbyがRevolutionaryの4着とここでは少し格下という感は否めません。
5. Normandy Invasion/ノルマンディーインヴェイジョン (父:Tapit 母:Boston Lady)
調教師:C.Brown 騎手:J. Castellano 戦績:1-2-0-2
主な勝鞍:
重賞勝ちこそありませんが昨年末Remsen SがOveranalyzeの2着、前走Wood Memorial Sが
Verrazanoの2着という成績があります。
6. Mylute/マイルート(父:Midnight Lute 母:Stage Stop)
調教師:T.Amoss 騎手:R. Napravnik 戦績:2-3-2-2
主な勝鞍:
こちらも重賞勝ちはありません。前走Louisiana Derby、Revolutionaryの2着というのが重賞における最良のパフォーマンス。もし勝てば鞍上Rosie Napravnik騎手は女性として初のKentucky Derby制覇ということになります。
7. Giant Finish/ジャイアントフィニッシュ(父:Frost Giant 母:Apocalyptic)
調教師:A.Dutrow 騎手:J. Espinoza 戦績:2-1-1-1
主な勝鞍:
目立った実績はなく、前走Spiral SがBlack Onyxの3着というのが最良のパフォーマンスです。お父さんは2008年のジャパンカップダートに来日したFrost Giant。
8. Goldencents/ゴールデンセンツ(父:Into Mischief 母:Golden Works)
調教師:D.O'Neill 騎手:K. Krigger 戦績:4-1-0-1
主な勝鞍:Santa Anita Derby(G1)、Sham S(G3)、Delta Downs Jackpot S(G3)
今年初戦、Sham Sを勝ったあとSan Felipe Sは4着と負けてしまったんですが前走Santa Anita Derbyを勝ってここに臨みます。
9. Overanalyze/オーヴァーアナライズ(父:Dixie Union 母:Unacloud)
調教師:T.Pletcher 騎手:R. Bejarano 戦績:4-0-1-2
主な勝鞍:Arkansas Derby(G1)、Remsen S(G2)、Futurity S(G2)
2歳時にFuturity S,Remsen Sと重賞を2勝。今年に入ってGotham SがVyjackの5着のあと、前走Arkansas Derbyを4と1/4馬身の差をつけ快勝してここに臨みます。Pletcher5の1頭。
10. Palace Malice/パレスマレス(父:Curlin 母:Palace Rumor)
調教師:T.Pletcher 騎手:M. Smith 戦績:1-3-1-1
主な勝鞍:
重賞勝ちはなく、前走Blue Grass SがJava's Warの2着というのがここまで重賞での最良のパフォーマンスです。2007年2008年のエクリプス賞年度代表馬Curlinの初年度産駒の1頭。3着に敗れたお父さんのリベンジなるでしょうか。
11. Lines of Battle/ラインズオブバトル(父:War Front 母:Black Speck)
調教師:A.O'Brien 騎手:R. Moore 戦績:3-1-0-2
主な勝鞍:UAE Derby(G2)
アイルランドからの遠征馬です。前走UAE・Meydan競馬場で行われたUAE Derbyを快勝してここに臨みます。昨年BC Juvenile Turfに出走して7着だったんですが今回はダートに初挑戦です。今年のドバイミーティングのメイン、Dubai WCを勝ったのがKentucky Derby勝ち馬のAnimal Kingdomだったことを考えるとひょっとするとChurchill Downsの10fをこなしてしまうかもしれません。管理するのはAidan O'Brien、イギリスのギニーを捨てて参戦のRyan Mooreが騎乗となかなかの本気度です。
12. Itsmyluckyday/イッツマイラッキーデイ(父:Lawyer Ron 母:Viva La Slew)
調教師:E.Plesa, Jr. 騎手:E. Trujillo 戦績:5-2-1-2
主な勝鞍:Holy Bull S(G3)
今年1月に行われたHoly Bull Sで昨年の2歳チャンピオンShanghai Bobbyに勝って重賞初制覇。前走Florida DerbyがOrbの2着でした。お父さんLawyer RonはKentucky Derby12着でした。
13. Falling Sky/フォーリングスカイ(父:Lion Heart 母:Sea Dragoness)
調教師:J.Terranova II 騎手:L. Saez 戦績:3-0-1-2
主な勝鞍:Sam F. Davis S(G3)
今年初戦Sam F. Davis Sで重賞初制覇。その後Tampa Bay DerbyがVerrazanoの3着、前走
Arkansas DerbyがOveranalyzeの4着という成績でした。
14. Verrazano/ヴェラザノ(父:More Than Ready 母:Enchanted Rock)
調教師:T.Pletcher 騎手:J. Velazquez 戦績:4-0-0-0
主な勝鞍:Wood Memorial S(G1)、Tampa Bay Derby(G2)
Pletcher5の大将格と言ってもいいかもしれません。デビューは年が明けてからと遅かったんですが、2連勝で臨んだTampa Bay Derbyを3馬身差で快勝すると、前走Wood Memorial Sを勝ってG1初制覇、4戦4勝無敗のままKentucky Derbyに挑戦します。お父さんのMore Than ReadyもTodd Pletcher調教師の管理馬でKentucky Derbyに出走したんですがこの時はFusaichi Pegasusの4着に敗れています。
15. Charming Kitten/チャーミングキッテン(父:Kitten's Joy 母:Iteration)
調教師:T.Pletcher 騎手:E. Prado 戦績:2-2-2-1
主な勝鞍:
Kitten's Joy Sという自分のお父さんの 名前を冠したレースを勝っているというある意味孝行息子です。Palm Sが2着の後、前走Blue Grass SがJava's Warの3着でした。実はこの馬かこまでダートを走ったことが無く、連対は全て芝、オールウェザーの実績も、前走Blue Grassの3着が最高着順という実績なんです。お父さんも芝馬だったのでダートでさらに、というのは難しいかもしれませんが、Pletcher師が敢えて出走させてきたというのはなんとも不気味です。
16. Orb/オーブ(父:Malibu Moon 母:Lady Liberty)
調教師:C.McGaughey 騎手:J. Rosario 戦績:4-0-1-2
主な勝鞍:Florida Derby(G1)、Fountain of Youth S(G2)
前売りでは一番人気に支持されています。今年に入って3連勝中でして、前々走Fountain of Youth Sでは当時Kentucky Derbyの有力馬と目されていたViolenceに勝って重賞初制覇を果たすと前走Florida Derbyも勝ってG1制覇を果たしております。
17. Will Take Charge/ウィルテイクチャージ(父:Unbridled's Song 母:Take Charge Lady)
調教師:W.Lukas 騎手:J. Court 戦績:3-1-0-3
主な勝鞍:Rebel S(G2)
今年に入って3戦2勝。3月に行われた前走Rebel Sで重賞初制覇を果たしております。 お母さんのTake Charge LadyはAshland SというG1の勝ち鞍やKentucky Oaks2着という実績のある馬した。
18. Frac Daddy/フラックダディ(父:Scat Daddy 母:Skipper's Mate)
調教師:K.McPeek 騎手:V. Lebron 戦績:1-3-0-2
主な勝鞍:
1勝しかしておらず今年に入っても成績は冴えなかったんですが、前走Arkansas DerbyでOveranalyzeの2着となって、ここに出走して来ました。
19. Java's War/ジャヴァズウォー(父:War Pass 母:Java)
調教師:K.McPeek 騎手:J. Leparoux 戦績:3-1-1-2
主な勝鞍:Blue Grass S(G1)
2歳時に芝で2勝を挙げまして、年明け初戦Tampa Bay DerbyでVerrazanoの2着になりますと、前走Blue Grass Sを勝って、重賞初制覇が 初G1制覇となりました。ただ前走はオールウェザーですし、ダートでは2走前にVerrazanoの2着になったのが最良のパフォーマンスで、どれだけダートをハンドリングできるかが鍵になりそうです。
20. Vyjack/ヴァイジャック(父:Into Mischief 母:Life Happened)
調教師:R.Rodriguez 騎手:G. Gomez 戦績:4-0-1-0
主な勝鞍:Jerome S(G2)、Gotham S(G3)
2歳時2戦2勝、3歳になってもJeromo S、Gotham Sと連勝し4戦4勝で臨みました前走 Wood Memorial SではVerrazanoとの無敗馬対決となったんですが3着と敗れてしまいました。ここでの巻き返しが期待されます。
見所としては5頭出しという大所帯のTodd Pletcher厩舎の成績がどうなるか、ということでしょうか。20頭中5頭、単純に言えば1/4の確率で勝てるわけで、それも有力馬を含んでのものですから「今年最も頂点に近い調教師」と言っても過言ではないでしょう。
ただ、そんな“Pletcher5”の前に立ちはだかるのが前売り1番人気のOrb。これまでViolence、Shanghai BobbyといったPletcher厩舎の有力馬に勝ってきた“プレッチャー厩舎キラー”とでもいうべき存在。
またアイルランドから遠征してきたLines of Battleが勝ってO'Brien調教師に薔薇の頂をもたらすのか、はたまたMyluteが勝てばRosie Napravnik騎手が女性騎手として初めてのKentucky Derby制覇となり、どちらもエポックメイキングな勝利となるでしょう。
といったあたりを踏まえて個人的な予想を。
◎Verrazano
○Normandy Invasion
▲Orb
△Lines of Battle
☆Revolutionary
正直どこからでも入れるといった感じの今年のKentucky Derby。本命は無敗のVerrazanoを。混戦であるだけに「唯一の無敗馬」という点を重視してみました。お父さんもPletcher調教師の管理馬でありましたし、4着だったお父さんのリベンジを期待したいところ。
対抗のNormandy Invasionは重賞勝ちこそありませんが前走Verrazanoと差のない競馬ですし、Verrazanoを本命にする以上この馬も評価せねばなりません。
Orbも近走成績から人気でも外せない1頭です。
意外性ならアイルランドからの挑戦、Lines of Battleの初ダートでの「実はダートもあっちゃいました」に賭けてみたい。Pletcher5からはもう1頭Revolutionaryをチョイス。
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