名馬電機社長の事業報告という名の日記

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Preakness Stakes 2013

2013年05月16日 | 海外競馬
Preakness Stakes(G1) D9.5f Pimlico競馬場 日本時間5/19 8:20発走

アメリカ、トリプルクラウンの2冠目、Preakness Stakes。Kentucky Derbyを制したOrbを筆頭にKentucy Derby組と別路線組、併せて9頭のレースとなります。
以下参考レース、各馬の紹介と予想など。

参考レース
Kentucky Derby(G1) 優勝:Orb
Sunland Derby(G3) 優勝:Govenor Charlie
Illinois Derby(G3) 優勝:Departing


1.Orb/オーブ(父:Malibu Moon 母:Lady Liberty)
調教師:C.McGaughey 騎手:J. Rosario 戦績:5-0-1-2
主な勝鞍:Kentucky Derby(G1)、Florida Derby(G1)、Fountain of Youth S(G2)
昨年末に初勝利を挙げると、年明け初戦の一般戦、Fountain of Youth S、Florida Derbyと連勝して臨んだ前走、Kentucky Derbyは泥んこ馬場の中外から一気の差し切り勝ちで優勝。目下5連勝中というこの勢いのままに三冠を達成するのかどうか、注目です。

2.Goldencents/ゴールデンセンツ(父:Into Mischief 母:Golden Works)
調教師:D.O'Neill 騎手:K. Krigger 戦績:4-1-0-2
主な勝鞍:Santa Anita Derby(G1)、Sham S(G3)、Delta Downs Jackpot S(G3)
2歳時に重賞1勝、明け3歳になってからもSanta Anita Derby、Sham Sと重賞3勝の実績を引っさげて臨んだKentucky Derbyは先行したものの早めに下がってしまい、17着と大敗をしてしまいました。そこからの巻き返しがあるでしょうか。

3.Titletown Five/タイトルタウンファイヴ(父:Tiznow 母:D' Wildcat Speed)
調教師:W. Lukas 騎手:J. Leparoux 戦績:1-2-1-3
主な勝鞍:
2歳時4戦1勝、明けて3歳初戦のGazebo Sを2着とした後、Louisiana DerbyがRevolutionaryの9着、前走Derby Trial Sが4着ということで、ちょっとここに入ると厳しいかな、という感じです。

4.Departing/デパーティング(父:War Front 母:Leave)
調教師:A. Stall Jr. 騎手:B. Hernandez Jr. 戦績:4-0-1-0
主な勝鞍:Illinois Derby(G3)
デビューから3連勝で臨んだ前々走Louisiana DerbyはRevolutionary、Myluteに次ぐ3着と敗れてしまうんですが、前走Illinois Derbyを勝って重賞初制覇を果たしております、別路線組の1頭です。

5.Mylute/マイルート(父:Midnight Lute 母:Stage Stop)
調教師:T.Amoss 騎手:R. Napravnik 戦績:2-3-2-3
主な勝鞍:
ここまで重賞勝ちの実績はありませんが10戦の豊富なキャリアと、Louisiana Derby2着やJackpot S3着をはじめ7戦で3着以内という堅実さが売りです。前走Kentucky Derbyは最後方から追い込んで5着という結果でした。鞍上は前走に引き続き女性騎手のRosie Napravnik。

6.Oxbow/オックスボウ(父:Awesome Again 母:Tizamazing)
調教師:W.Lukas 騎手:G. Stevens 戦績:2-1-1-6
主な勝鞍:LeComte S(G3)
年明け初戦のLeComte Sで重賞初制覇。ただその後大崩はしないものの重賞戦線で勝ち切れない競馬が続いていました。前走Kentucky Derbyも6着でした。

7.Will Take Charge/ウィルテイクチャージ(父:Unbridled's Song 母:Take Charge Lady)
調教師:W.Lukas 騎手:M. Smith 戦績:3-1-0-4
主な勝鞍:Rebel S(G2)
今年に入って4戦2勝です。前々走Rebel SでステイブルメイトのOxbowを下して重賞初制覇、その後臨んだKentucky Derbyは8着でした。今回は名手Mike Smith騎手が初騎乗となります。

8.Govenor Charlie/ガヴァナーチャーリー(父:Midnight Lute 母:Silverbulletway)
調教師:B. Baffert 騎手:M. Garcia 戦績:2-1-0-0
主な勝鞍:Sunland Derby(G3)
デビューは年が明けてからでした。1月のSanta Anitaの6fでデビューして2着。2戦目は8fに距離を伸ばして初勝利。そしてSunland Derbyは2着に5馬身差をつけた上にトラックレコードのオマケまでついた完勝。その後プレップを使ってKentucky Derbyに向かう予定だったんですがそのプレップ直前で軽い頓挫があって回避、大事を取って本番も回避してここに照準を合わせて来ました。

9.Itsmyluckyday/イッツマイラッキーデイ(父:Lawyer Ron 母:Viva La Slew)
調教師:E.Plesa, Jr. 騎手:J. Velazquez 戦績:5-2-1-3
主な勝鞍:Holy Bull S(G3)
1月のHoly Bull Sで昨年の2歳チャンピオンShanghai Bobbyに勝って重賞初制覇。Florida DerbyではOrbの2着になったあと、前走Kentucky Derbyは15着でした。今回はJohn Verazquez騎手に乗り替わっています。


最大の見所はOrbの2冠達成なるかという点。昨年末の初勝利を上げた後ここまでずっと連勝を続けていることを考えると前走がフロックとも考えにくいですし、可能性は高いと思われます。ただ今回は新たな面々もいますし、Kentucky Derbyが多頭数で酷い道悪という特殊条件だったことを考えるとKentucky Derbyで力を出せなかった馬の変わり身というのも警戒しないとならないでしょう。


予想
◎Govenor Charlie
○Orb
▲Oxbow

Kentucky Derbyを制したOrbは、それまでも連勝で臨んでおり「ポンと出」で1冠目を取ったわけではないので2冠目のここも問題なく通過する可能性はかなりあると思います。距離も0.5f短縮されるだけですし、道悪だから前走来れたというわけでも無いでしょう。
ただし、本命はそのKentucky Derbyをスキップしてここに出走してきたGovenor Charlie。個人的なことを言うと無事にKentucky Derbyに出走してきていたら本命にしたいと思っていた馬で、それはもちろん前走レコード勝ちという強い内容もさることながら、その血統背景が非常に魅力的だったからです。この馬自身、馬主Michael Pegram&調教師Bob Baffertというコンビの馬ですがこの馬のお父さんMidnight LuteもこのコンビでBC Sprint連覇の名馬、さらにそのお父さんReal QuietもこのコンビでKentucky Derby,Preakness Sの二冠をはじめ数々の大レースを制した馬です。さらに言うとお母さんのSilverbulletwayは未出走だったんですが、この馬の名前からピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、そのお母さん、Covenor Charlieの母母にあたるのはまたまた馬主Michael Pegram&調教師Bob BaffertコンビでKentucky OaksをはじめG1を6勝した名牝Silverbulletdayなんです。
血統表
つまり「Pegram&Baffertコンビ」の名馬を凝縮したような血統の馬でかつこのコンビによる親子三代G1制覇の期待もかかっているんです。そういう背景を持っているならば、「Baffer党」な私は応援せざるをえないわけです。
Oxbowは前走のKentucky Derbyが最初の1/4マイル通過地点で二桁以下、つまり序盤は後ろの方に位置していた馬が上位を占める中、先行した馬の中では最先着を果たしていまして、頭数が減って展開が楽になるようなら巻き返しがあってもおかしくないので単穴としました。
コメント
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