今年からフルゲートを超えた登録があった際の出走権を、それまでの特定のレースに付与されたポイントの合計で決定するようになったケンタッキーダービー。特に直近の重要プレップレースに重きを置いたポイント配分になっており、今回は1着に100pが与えられる7つのプレップレースの結果を映像とともに見てゆく。
Florida Derby(フロリダダービー) GulfstreamPark D1800
https://www.youtube.com/watch?v=MyqkslVR8uQ
1番人気は前走ホーリーブルSでBCジュベナイル勝ち馬Shanghai Bobby(シャンハイボビー)を下したItsmyluckyday(イッツマイラッキーデイ)。2番人気がその2歳チャンピオンのShanghai Bobby。3番人気が前走フォンテンオブユースSでそれまでケンタッキーダービー戦線で人気をしていたViolenceを下したOrb(オーブ)。
レースはホーリーブルS組の2頭が3,4番手、それを観る形でOrbが5番手という隊列。3コーナー過ぎに外からItsmyluckydayが仕掛ける。一方のShanghai Bobbyは手応えが怪しく脱落。2頭を見る形で進めていたOrbがItsmyluckydayの直後まで進出して直線、抜け出しを図るItsmyluckydayにOrbが並びかけるとあっさりとかわして最後は2・3/4馬身差の快勝。Orbはこれで4連勝、重賞を2連勝。
1着のOrb、2着のItsmyluckydayがケンタッキーダービーに出走。5着に敗れた2歳チャンピオンShanghai Bobbyはポイントが足り無い事もあり休養を発表しその後疲労骨折していることが明らかになった。
UAE Derby(UAEダービー) Meydan AW1900
https://www.youtube.com/watch?v=NsBAy72-prQ
ドバイワールドカップデイに行われたUAEダービー。1番人気はここまで2戦2勝、前走メイダンのアルバスタキアを快勝したゴドルフィンのSecret Number(シークレットナンバー)。2番人気もゴドルフィンのNow Spun(ナウスパン)。前走メイダンの芝で行われたメイダンクラシックを勝っての参戦。3番人気は昨年末イタリア、サンシーロで行われたグランクリテリウムを勝ったLaw Enforcement(ロウエンフォースメント)、これまたゴドルフィンのUAEオークス勝ち馬Shuruq(シュルク)が並ぶ形。
こういった馬たちが人気をしていたがここは穴が開いた形に。勝ったのはアイルランドからの遠征馬、Aidan O'Brienが送り込んだLines Of Battle(ラインズオブバトル)が先行して押し切る形で快勝。2着にElleval、人気のSecret Numberは追い込むも届かず3着まで。
勝ったLines Of Battleは昨年秋にアメリカへ遠征しBCジュベナイルターフで7着だった。地元アイルランドでもAWでの勝ち星があり馬場が向いたのかもしれない。
ここからは勝ち馬のLines Of Battleが昨年秋に続き再び渡米しケンタッキーダービーに臨む。
Louisiana Derby(ルイジアナダービー) FairGrounds D1800
https://www.youtube.com/watch?v=NRDTtdZSKDM
1番人気は前走ウィザースSを勝ったTodd Pletcher厩舎のRevolutionary(レヴォリューショナリー)。2番人気も同じTodd Pletcher厩舎のPalace Malice(パレスマレス)。3番人気にDeparting(デパーティング)、Code West(コードウエスト)と続いた。
レース序盤、人気のRevolutionaryはインの後方からレースを進める形に。他の人気各馬は中団につける展開。向こう正面に入るとRevolutionaryは馬群の外に持ちだして進出を開始、捲り気味にコーナーで加速していくと直線では既に先頭、そしてその直後からRevolutionaryをマークするかのように上がってきたのは前走リズンスターS7着で人気を落としていたMylute(マイルート)。直線いったんはMyluteが出たようにも見えRevolutionary、脚使っていた分キツイか、と思われたがそこからファイトバックしてきたRevolutionaryが最後クビ差Myluteを抑えて人気に応える勝利。
このレースから本番に向かうのは1着Revolutionary、2着Mylute。
Wood Memorial(ウッドメモリアル) Aqueduct D1800
https://www.youtube.com/watch?v=gDn5cdnMpzs
1番人気は年明けデビューながら前走タンパベイダービーを勝ち通算成績3戦3勝のVerrazano(ヴェラザノ)。管理するのはまたまたTodd Pletcher師。2番人気はここまでジェロモH、ゴーサムSと重賞2連勝を含む4戦4勝Vyjack(ヴァイジャック)。3番人気はNormandy Invasion(ノルマンディインヴェイション)。
レースはスタートから2番手の絶好位をキープしたVerrazanoが3コーナー手前で逃げていた馬をかわして先頭に立つと、その後ろでVerrazanoをマークしていた2番人気のVyjackもしかけてさらに3番人気のNormandy Invasionもその後ろから追い上げて直線、VerrazanoにVyjackが並びかけるも、そこからもう一伸びしたVerrazanoが1着。逆にVyjackはVerazzanoを負かしに行った分最後は脚が上がり、Normandy Invasionがクビ差交わして2着となった。
ここからは1,2,3着のVerrazano、Normandy Invasion、Vyjackがケンタッキーダービーへと駒を進める。
Santa Anita Derby(サンタアニタダービー) SantaAnita D1800
https://www.youtube.com/watch?v=45Q1K1FjeF8
1番人気はBob Baffert調教師の管理するFlashback(フラッシュバック)。前走サンフェリペSが2着。2番人気もBaffert師が管理するSuper Ninety Nine(スーパーナインティナイン)。前走レベルSは5着に敗れたもののその前のサウスウェストSでは逃げて強い勝ち方をしていた。3番人気はTiz a Minister(ティズアミニスター)。
レースは逃げ馬のSuper Ninety Nineがスタコラスタコラ逃げる展開で、人気のFlashbackは4,5番手。4コーナーで逃げるSuper Ninety Nineを2番手でレースを進めていた5番人気のGoldencents(ゴールデンセンツ)が交わし、その外からFlashback。さあ1番人気のFlashbackが力を見せるかと思われた直線、なかなか前との差が縮まらず1・1/4馬身差の差をつけてGoldencentsが押し切り、Flashbackは2着まで。そこから8・1/2馬身差の3着に逃げたSuper Ninety Nineが入った。Goldencentsは2歳時にデルタダウンズジャックポットS、3歳時にシャムSと重賞を2連勝していたが前走サンフェリペSで2番人気4着に敗れていたため人気を落としていた。
レース後2着のFlashbackは故障が発覚してケンタッキーダービー戦線から離脱。1着のGoldencentsと3着のSuper Ninety Nineが本番に向かう。
Arkansas Derby(アーカンソーダービー) OaklawnPark D1800
https://www.youtube.com/watch?v=7yT6rYb5y_w
1番人気はここまで3戦2勝のWar Academy(ウォーアカデミー)。2番人気は前走レベルS2着のOxbow(オックスボウ)、3番人気は前走ゴーサムS5着のOveranalyze(オーヴァーアナライズ)。
レースは1番人気のWar Academyが競走中止となる波乱含みの展開。4番人気Den's Legacy(デンズレガシー)、5番人気のFalling Sky(フォーリングスカイ)が並んで直線へ。その2頭を直線交わし去ったのは道中中団より後方でレースを進めていた3番人気のOveranalyze。最後は人気薄2着のFrac Daddy(フラックダディ)に4・1/4馬身差をつける完勝。
OveranalyzeはフューチュリティS、レムゼンSに続く重賞3勝目、管理するのはまたまたまたTodd Pletcher調教師。2着Frac Daddy、4着Falling Sky、5着Oxbowがケンタッキーダービーに駒を進める。
Blue Grass Stakes(ブルーグラスステークス) Keeneland AW1800
https://www.youtube.com/watch?v=alGvUiZHEOM
1番人気は前走パルムビーチSを勝ったRydilluc(ライディルク)。2番人気は前走タンパベイダービーでVerrazanoの2着だったJava's War(ジャヴァズウォー)、3番人気は前走上記ルイジアナダービーで2番人気7着に敗れたPalace Malice(パレスマレス)。
レースは2番人気のJava's Warがスタートで出遅れ最後方から。ハナ争いを制した1番人気Rydillucが軽快に逃げる展開。2番人気のPallace Maliceは中団前目から徐々に上がっていって前を射程圏に。一方出遅れたJava's Warは最後方のまま3コーナーでようやく馬群の外外を回って捲り気味に進出。直線逃げるRydillucに並びかけるPallace Maliceがねじ伏せて勝ったとおもいきや、馬場の外、馬群の大外ぶんまわしで上がってきたJava's Warがすぅんごい脚で差してきてきっちりゴール板上ではクビ差Palace Maliceを捕らえて優勝。
ここからは1着のJava's War、2着Palace Malice、10着のUncaptured(アンキャプチャード)がケンタッキーダービーに出走予定。
以上が直前の重要プレップレースの簡単なレビュー。
現段階でのポイントボードが↓で現在30P以上持ちの20頭が出走予定。
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0Av2lPwseDbkYdG5sMjFfN1JIRWplV09yZWUySjFXNmc#gid=0
まだ「ワイルドカード枠」のプレップがあるし若干の変動は考えられるため、出走馬が確定したら出走全馬の簡単な紹介と予想をアップする予定。
Florida Derby(フロリダダービー) GulfstreamPark D1800
https://www.youtube.com/watch?v=MyqkslVR8uQ
1番人気は前走ホーリーブルSでBCジュベナイル勝ち馬Shanghai Bobby(シャンハイボビー)を下したItsmyluckyday(イッツマイラッキーデイ)。2番人気がその2歳チャンピオンのShanghai Bobby。3番人気が前走フォンテンオブユースSでそれまでケンタッキーダービー戦線で人気をしていたViolenceを下したOrb(オーブ)。
レースはホーリーブルS組の2頭が3,4番手、それを観る形でOrbが5番手という隊列。3コーナー過ぎに外からItsmyluckydayが仕掛ける。一方のShanghai Bobbyは手応えが怪しく脱落。2頭を見る形で進めていたOrbがItsmyluckydayの直後まで進出して直線、抜け出しを図るItsmyluckydayにOrbが並びかけるとあっさりとかわして最後は2・3/4馬身差の快勝。Orbはこれで4連勝、重賞を2連勝。
1着のOrb、2着のItsmyluckydayがケンタッキーダービーに出走。5着に敗れた2歳チャンピオンShanghai Bobbyはポイントが足り無い事もあり休養を発表しその後疲労骨折していることが明らかになった。
UAE Derby(UAEダービー) Meydan AW1900
https://www.youtube.com/watch?v=NsBAy72-prQ
ドバイワールドカップデイに行われたUAEダービー。1番人気はここまで2戦2勝、前走メイダンのアルバスタキアを快勝したゴドルフィンのSecret Number(シークレットナンバー)。2番人気もゴドルフィンのNow Spun(ナウスパン)。前走メイダンの芝で行われたメイダンクラシックを勝っての参戦。3番人気は昨年末イタリア、サンシーロで行われたグランクリテリウムを勝ったLaw Enforcement(ロウエンフォースメント)、これまたゴドルフィンのUAEオークス勝ち馬Shuruq(シュルク)が並ぶ形。
こういった馬たちが人気をしていたがここは穴が開いた形に。勝ったのはアイルランドからの遠征馬、Aidan O'Brienが送り込んだLines Of Battle(ラインズオブバトル)が先行して押し切る形で快勝。2着にElleval、人気のSecret Numberは追い込むも届かず3着まで。
勝ったLines Of Battleは昨年秋にアメリカへ遠征しBCジュベナイルターフで7着だった。地元アイルランドでもAWでの勝ち星があり馬場が向いたのかもしれない。
ここからは勝ち馬のLines Of Battleが昨年秋に続き再び渡米しケンタッキーダービーに臨む。
Louisiana Derby(ルイジアナダービー) FairGrounds D1800
https://www.youtube.com/watch?v=NRDTtdZSKDM
1番人気は前走ウィザースSを勝ったTodd Pletcher厩舎のRevolutionary(レヴォリューショナリー)。2番人気も同じTodd Pletcher厩舎のPalace Malice(パレスマレス)。3番人気にDeparting(デパーティング)、Code West(コードウエスト)と続いた。
レース序盤、人気のRevolutionaryはインの後方からレースを進める形に。他の人気各馬は中団につける展開。向こう正面に入るとRevolutionaryは馬群の外に持ちだして進出を開始、捲り気味にコーナーで加速していくと直線では既に先頭、そしてその直後からRevolutionaryをマークするかのように上がってきたのは前走リズンスターS7着で人気を落としていたMylute(マイルート)。直線いったんはMyluteが出たようにも見えRevolutionary、脚使っていた分キツイか、と思われたがそこからファイトバックしてきたRevolutionaryが最後クビ差Myluteを抑えて人気に応える勝利。
このレースから本番に向かうのは1着Revolutionary、2着Mylute。
Wood Memorial(ウッドメモリアル) Aqueduct D1800
https://www.youtube.com/watch?v=gDn5cdnMpzs
1番人気は年明けデビューながら前走タンパベイダービーを勝ち通算成績3戦3勝のVerrazano(ヴェラザノ)。管理するのはまたまたTodd Pletcher師。2番人気はここまでジェロモH、ゴーサムSと重賞2連勝を含む4戦4勝Vyjack(ヴァイジャック)。3番人気はNormandy Invasion(ノルマンディインヴェイション)。
レースはスタートから2番手の絶好位をキープしたVerrazanoが3コーナー手前で逃げていた馬をかわして先頭に立つと、その後ろでVerrazanoをマークしていた2番人気のVyjackもしかけてさらに3番人気のNormandy Invasionもその後ろから追い上げて直線、VerrazanoにVyjackが並びかけるも、そこからもう一伸びしたVerrazanoが1着。逆にVyjackはVerazzanoを負かしに行った分最後は脚が上がり、Normandy Invasionがクビ差交わして2着となった。
ここからは1,2,3着のVerrazano、Normandy Invasion、Vyjackがケンタッキーダービーへと駒を進める。
Santa Anita Derby(サンタアニタダービー) SantaAnita D1800
https://www.youtube.com/watch?v=45Q1K1FjeF8
1番人気はBob Baffert調教師の管理するFlashback(フラッシュバック)。前走サンフェリペSが2着。2番人気もBaffert師が管理するSuper Ninety Nine(スーパーナインティナイン)。前走レベルSは5着に敗れたもののその前のサウスウェストSでは逃げて強い勝ち方をしていた。3番人気はTiz a Minister(ティズアミニスター)。
レースは逃げ馬のSuper Ninety Nineがスタコラスタコラ逃げる展開で、人気のFlashbackは4,5番手。4コーナーで逃げるSuper Ninety Nineを2番手でレースを進めていた5番人気のGoldencents(ゴールデンセンツ)が交わし、その外からFlashback。さあ1番人気のFlashbackが力を見せるかと思われた直線、なかなか前との差が縮まらず1・1/4馬身差の差をつけてGoldencentsが押し切り、Flashbackは2着まで。そこから8・1/2馬身差の3着に逃げたSuper Ninety Nineが入った。Goldencentsは2歳時にデルタダウンズジャックポットS、3歳時にシャムSと重賞を2連勝していたが前走サンフェリペSで2番人気4着に敗れていたため人気を落としていた。
レース後2着のFlashbackは故障が発覚してケンタッキーダービー戦線から離脱。1着のGoldencentsと3着のSuper Ninety Nineが本番に向かう。
Arkansas Derby(アーカンソーダービー) OaklawnPark D1800
https://www.youtube.com/watch?v=7yT6rYb5y_w
1番人気はここまで3戦2勝のWar Academy(ウォーアカデミー)。2番人気は前走レベルS2着のOxbow(オックスボウ)、3番人気は前走ゴーサムS5着のOveranalyze(オーヴァーアナライズ)。
レースは1番人気のWar Academyが競走中止となる波乱含みの展開。4番人気Den's Legacy(デンズレガシー)、5番人気のFalling Sky(フォーリングスカイ)が並んで直線へ。その2頭を直線交わし去ったのは道中中団より後方でレースを進めていた3番人気のOveranalyze。最後は人気薄2着のFrac Daddy(フラックダディ)に4・1/4馬身差をつける完勝。
OveranalyzeはフューチュリティS、レムゼンSに続く重賞3勝目、管理するのはまたまたまたTodd Pletcher調教師。2着Frac Daddy、4着Falling Sky、5着Oxbowがケンタッキーダービーに駒を進める。
Blue Grass Stakes(ブルーグラスステークス) Keeneland AW1800
https://www.youtube.com/watch?v=alGvUiZHEOM
1番人気は前走パルムビーチSを勝ったRydilluc(ライディルク)。2番人気は前走タンパベイダービーでVerrazanoの2着だったJava's War(ジャヴァズウォー)、3番人気は前走上記ルイジアナダービーで2番人気7着に敗れたPalace Malice(パレスマレス)。
レースは2番人気のJava's Warがスタートで出遅れ最後方から。ハナ争いを制した1番人気Rydillucが軽快に逃げる展開。2番人気のPallace Maliceは中団前目から徐々に上がっていって前を射程圏に。一方出遅れたJava's Warは最後方のまま3コーナーでようやく馬群の外外を回って捲り気味に進出。直線逃げるRydillucに並びかけるPallace Maliceがねじ伏せて勝ったとおもいきや、馬場の外、馬群の大外ぶんまわしで上がってきたJava's Warがすぅんごい脚で差してきてきっちりゴール板上ではクビ差Palace Maliceを捕らえて優勝。
ここからは1着のJava's War、2着Palace Malice、10着のUncaptured(アンキャプチャード)がケンタッキーダービーに出走予定。
以上が直前の重要プレップレースの簡単なレビュー。
現段階でのポイントボードが↓で現在30P以上持ちの20頭が出走予定。
https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0Av2lPwseDbkYdG5sMjFfN1JIRWplV09yZWUySjFXNmc#gid=0
まだ「ワイルドカード枠」のプレップがあるし若干の変動は考えられるため、出走馬が確定したら出走全馬の簡単な紹介と予想をアップする予定。