名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

安田さん

2006年06月02日 | 競馬
ダービーはいろんな事書きたいけど
月末で「珍しく」社会人っぽい生活なので
時間も無いし、書く事をまとめられていないためそのうち、ということで。


今週は6週連続G1の最終週、安田記念。

今週から芝コースは内から3m地点に仮柵を設けたBコースを使用。
馬場がどのようになるかが気になる所であるが
さほど大きな有利不利は生まれないと見ている。

というのもマイルCやヴィクトリアMは
内ラチから数頭分だけが
「見栄え用の洋芝がはげ走りやすくする用の野芝が残った内絶対有利馬場」
であったがその部分はBコースなら隠される。
Bコースの内ラチ沿いとなる内から3-6m地点は洋芝も生えていたから
全体に枠、脚質の有利不利が少なくなったここ2週のCコース開催同様
全体にフラットな馬場状態になるはず。
ま、これだけは土曜の競馬を見てからだが、現段階ではさほど気にする必要はないだろう。

印は ○:中心 △:ヒモ ×:消し で。

アサクサデンエン(×)
休み明けが(0.0.0.6)と苦手。昨年は京王杯を制しての勢いがあったが
今年はドバイで大敗してしかも間隔が開いての参戦。
がんばって掲示板か。

インセンティブガイ(×)
G1を勝つまでの底力はない感じ。東京新聞杯3着を×とすると
ここ6走は綺麗に○×の順で今回は×の番。

エイシンドーバー(×)
こちらもまだG1では力不足の感。
まあ母母父がリボーでG1での一発があったらその辺に理由を求める方向で。
でもやっぱり新潟大賞典くらいで5着の馬をG1では買えん。

オレハマッテルゼ(△)
とにかく崩れないのがこの馬のいい所。
高松組、鞍上大先生などあまり積極的に買いたくない要素が
あるんだが積極的に消すまでの材料もなく、特に3連系馬券なら外せない。
ただ同系で強力なライバルダイワメジャーがいると言う点はマイナス要因。

カンパニー(○)
重馬場でかつ力のいる馬場だった阪神の二千で重賞を勝ったのは少々驚いた。
強烈な決め脚が武器の馬で前走のような馬場は絶対に向かないと思っていただけに
かなり力をつけていると言うことなのかもしれない。
昨年は5着だが直線スムースさを欠いてのもので、巻き返す余地は十分。

グレイトジャーニー(×)
ダービー卿CTを勝ったが、メンバー的にはギリギリG3くらいのもので
G1のここに入って威張れるものではない。
これまでの実績からもG2以上のレースでは力不足。

ザデューク(△)
昨年の香港マイルでハットトリックの2着。
出走する外国馬の中では最も脚質に自在性がありヒモには抑えておきたい。

ジョイフルウィナー(○)
父は香港最強スプリンター・サイレントウィットネスと同じで
母父は日本でもおなじみのラストタイクーンと日本向きっぽい血統構成。
私の持論として
「香港の馬場は日本の同距離のレースより+200~400mくらいのスタミナがいる」
と言うものがある。要は香港の方がパワーよりの馬場であり
より軽めの日本の芝マイルなら香港では1200-1400くらいに良績がある馬のほうがよい、ということである。
昨年チャンピオンズマイルでマイラーのブリッシュラックが勝ち、スプリンターのサイレントウィットネスが2着だったのに
安田記念ではこの順番が入れ替わったのはより軽い日本のマイルなら
パワーのいる香港の芝でスプリント適性の高い馬の方が向いた、ということだろう。

シンボリグラン(△)
母父が泥んこの凱旋門賞を勝ったサガミックスを出したリナミックスで
母母父がニジンスキーと言うことを考えると、案外マイル~中距離を
こなしてもおかしくないんじゃないかと思えてくる。
父グランドロッジもある程度距離の融通性が利きそうだし
安田記念では侮れないダンジグ系でもある。

ダイワメジャー(×)
タイプ的に急坂のある直線を前々で押し切る競馬を得意とするタイプで阪神、中山向き。
東京のように良い脚の持続力を求められるコースは向かないはず。
それほど勝負根性のあるタイプとも思えず、同系の人気馬と早めに競り合うような形になれば
直線半ばで失速というシーンも十分考えられる。人気を考えると消して妙味あり。

ダンスインザムード(△)
この馬もオレハマッテルゼ同様、積極的買い材料もないが
積極的消し材料もない馬。まあ枠が極端な外になったり
パドックでイレ込みがキツかったりしたら大幅に評価を落とすつもりで
ヒモには抑えておきたい一頭。

テレグノシス(△)
昨年秋にデュランダルとアドマイヤグルーヴが同一G1の3連覇に挑んで
いずれも達成できなかったが、この馬は安田記念に4年連続出走である。
これはこれで褒めてあげてもいい記録ではないだろうか。
まあ褒めるのと馬券として買えるかどうかは別問題だが
力の衰えはあってもこのコースが得意なことには変わりないだろうし
今回は鞍上強化もあり、アタマはなくても2,3着にチョロッと差して来るシーンは
想定しておいた方が良いかも。

ハットトリック(△)
この馬も休み明けがそれほど得意なタイプでない。
また岩田がテン乗りで乗りこなせるほど乗りやすい馬でもない。
あまり買い材料はないがコースとしてはあっているし
ここ2走の敗因は馬場やコースなどはっきりしており
舞台設定としては得意な東京マイルで、人気もさほどなさそうなのでヒモに買っておく。

バランスオブゲーム(×)
毎度おなじみG2大将。前走圧勝でもG1のここではやっぱりいらない。

フジサイレンス(×)
連発系予想コンテストでは指名したが、それは3,4回使ってここ、というのが前提。
叩き良化型で一回叩いたくらいではよくなってこない馬で、その程度の状態でG1ではやはり苦しい。

ブリッシュラック(△)
香港最強マイラー。昨年は最速の上がりを使って4着。
昨年よりは時計がかかり、前と内のアドバンテージが薄まりそうな今年、
昨年以上の結果は十分考えられる。

メイショウボーラー(×)
いまさら芝のマイルに出てこられても、と言った感じか。
展開的に先行の人気馬2頭がいて、格好の目標にされるだろうし
どの陣営も前有利を意識したコメントが目立つため、そういった意識が
展開面で最もマイナスに働くのがこの馬であろう。

ローエングリン(×)
最近控える競馬を試みているが、それが実を結ぶとはどうも思えない。
控えて切れる脚が使えるタイプでもなく、強気に前々で競馬をするのが
ベストと思われ、引き続き控える競馬をするようなら買う価値なし。


結論
◎ジョイフルウィナー
○カンパニー
▲ダンスインザムード
△シンボリグラン
×ハットトリック
注ブリッシュラック

基本後ろの馬優位の印。
Aコース使用時のような「スーパー内有利馬場」にはならず
フラットな馬場になっているにもかかわらず
先週までの前有利のイメージから各騎手の仕掛けが早くなるようなら
元来差し有利なレースである安田記念は差し中心で。
またオークスやダービーなどは人気馬の多くが差しタイプであったが
今回はおそらく人気上位2頭になるであろう馬がともに先行タイプで
意識的に早めの競馬になれば後ろの馬のチャンスは比例して大きくなるはず。

コメント (2)
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