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ロンドンから徒然に

BRIT AWARDSのポール・マッカートニー

2008-02-21 | 音楽
 子供の頃、年末のレコード大賞は紅白歌合戦と並んで年末の大きなイベントでした。いつの間にか音楽が多様化して、この両方のイベント共尻すぼみになってしまいましたが。
 ベタに言ってしまえばイギリスのレコード大賞に当たるのでしょうか、BRIT AWARDSという賞があります。こちらもそれなりに議論のあるイベントではあるみたいなのですが、毎年けっこう大きく取り上げられて盛り上がります。

 今晩そのBRIT AWARDSを見てきました。TV番組と連動しているので、通常のライヴのように遅れて始まるということもなく、時間きっちりにスタートし、途中でCMタイムの休憩が入るという、まさにコンサートというよりはお祭りでした。
 その分ライヴとしての満足感には欠けますが、ミーハー的な意味では色んな旬のミュージシャンを見られて面白かったです。

 何しろMikaからスタートして、Kaiser Chiefs、Leona Lewisなどの若手のステージが続き、スピーチだけでしたがTake ThatやArctic Monkeysなどに黄色い歓声が飛びます。
 その中でも一際大きな声援を受けていたのが、見事にカムバックしたカイリー・ミノーグと、やっぱり存在感が他の歌手とは全然違うエイミー・ワインハウスでした。

 でも、でも、本当に凄かったのは、今日の僕の個人的お目当てだったポール・マッカートニーです。
 Outstanding Contribution to Musicという、何だか名誉賞みたいな賞を受賞しての出席だったのですが、何しろ今まで一回もBRIT AWARDSには出演がなく、今回もぎりぎりまで説得したという話もあります。病気だという噂も聞いたし、先週はずっと離婚調停で裁判所に通う姿が報道されていたし、本当に出るんだろうかと危ぶんだのですが、ちゃんとトリを飾ってくれました。

 思った通りニュー・アルバムからのDance Tonightでマンドリンを抱え、ピアノに移って Live and let die、ステージでは大仕掛けの花火が上がります。そしてHey Judeの会場一体となった大合唱。これで終わったらあまりに予定調和だったのですが、ここで観客は全員総立ちになって拍手と声援を送り、何分間も絶えることがありません。
 そこから始まったLady Madonna。最後には期待したベースを持ってGet Backです。

 興奮冷めやらずに帰路に着きましたが、実はうちはこの会場から歩いて数分のところなのです。ライヴ会場からこんなに早く帰りついたのも初めてかも。

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