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ロンドンから徒然に

寒空の下のボートレース

2013-04-04 | スポーツ
 今日も雪ですよ、雪。もう4月というのに。本当におかしな天気。なんでもこの3月は数十年ぶりの寒さだったらしいです。
 土曜日あたりからちょっと緩んでくるみたいですが、それでも最高気温が9度、最低気温が0度の予想ですからね。本当に春らしい春がやってくるのか心配です。こうなってくると何であろうとそれらしき兆候があれば有り難く春を感じたいものです。

 春の風物詩と言われているもののひとつがThe Boat Race。何しろ最初に開催されたのが1829年で、その後1856年からは毎年の行事となっていますので、生半可な歴史ではないのです。
 で、レースを行うのはオックスフォード大学とケンブリッジ大学のボートクラブ。どちらも権威ある名門校ですが、それゆえか昨年はエリート主義に抗議する男の妨害があって話題となりました。

 でもまぁ一般の人の様子を見ていると、そんなことにはお構いなしに何だか盛り上がって酒が飲める口実があれば何でもいいんじゃないかという感じで楽しんでいます。毎年テーム川沿いには25万ほどの人が集い、TV観戦する人は何百万人にも及ぶんだそうです。

 今年は3月末日の日曜日に開催されましたが、その日もやはり気温は低く、川沿いともなるとますます冷たい風に吹きさらされるんですが、既に酒の入った観衆の熱気は相当なもの。僕は素面でその中に混じっていました。



 このThe Boat RaceはストレートにThe University Boat RaceあるいはThe Oxford and Cambridge Boat Race とも呼ばれるんですが、3年前からはスポンサーに命名権を与えているので、企業名の冠が被せられています。
 で、今年のスポンサーBNY Mellonが配ってくれた旗には“WHICH BLUE ARE YOU?”と書かれています。実は両大学ともシンボルカラーがブルーなんです(オックスフォードがダークブルー、ケンブリッジがライトブルー)。それでそれぞれのボートはBlue Boat、メンバーはBluesと呼ばれます。



 さて、僕が陣取ったのはスタート地点のPutneyなんですが、そこからゴールのMortlakeまでは約6.8km。勝負は大体15分から20分の間で付いてしまいます。川辺に立って視界に入るのはほんのわずかの間。このためだけにこの熱狂ぶりですから、本当にボートレースはイギリス国民に愛されているんですね。
 あ、あまりにあっけなく始まってすぐに見えなくなったので写真を撮り忘れた。

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