緑の多いロンドンに住んでいると、皆それぞれひとつやふたつ季節毎に自分の散歩道を持っていると思います。
このところ週末にマーケットで野菜を買った後に訪れるのがRoyal Hospital Chelsea。文字通り本来は病院なわけですが、現在300人くらいの退役軍人が住む養老院のようになっています。
もちろんそのためプライベートなスペースもあるのですが、広大な敷地の大半が庭園で、天気の良い日にはベンチでのんびりするだけでも気持ちいいです。
まず入口で迎えてくれるのが、いつぞやの象(何度かこのブログにも書きました)と赤いユニフォームの退役軍人の人形。これがここに住む方の通常の外出着です。
皆さんすごく良い人ばかりで、すれ違うといつも挨拶を交わしてくれます。戦争を既に終わったものとして、それに向き合える人達ならではの穏やかさがあります。
しかしながらこの国にしても、未だにアフガニスタン等で戦争に関わっている兵士達は数多くいるわけで、さらにことは“戦争”にとどまらず、アメリカでは銃による国内の殺人の数が、これまでアメリカが関わった戦争での自国民死者全てを合わせた数を超えているというニュースさえあります。
こういうこと全てを過去のものとして、バカなことをやっていたんだなと振り返ることのできる日は、残念ながら僕の生きているうちには来ないんだろうな。
このところ週末にマーケットで野菜を買った後に訪れるのがRoyal Hospital Chelsea。文字通り本来は病院なわけですが、現在300人くらいの退役軍人が住む養老院のようになっています。
もちろんそのためプライベートなスペースもあるのですが、広大な敷地の大半が庭園で、天気の良い日にはベンチでのんびりするだけでも気持ちいいです。
まず入口で迎えてくれるのが、いつぞやの象(何度かこのブログにも書きました)と赤いユニフォームの退役軍人の人形。これがここに住む方の通常の外出着です。
皆さんすごく良い人ばかりで、すれ違うといつも挨拶を交わしてくれます。戦争を既に終わったものとして、それに向き合える人達ならではの穏やかさがあります。
しかしながらこの国にしても、未だにアフガニスタン等で戦争に関わっている兵士達は数多くいるわけで、さらにことは“戦争”にとどまらず、アメリカでは銃による国内の殺人の数が、これまでアメリカが関わった戦争での自国民死者全てを合わせた数を超えているというニュースさえあります。
こういうこと全てを過去のものとして、バカなことをやっていたんだなと振り返ることのできる日は、残念ながら僕の生きているうちには来ないんだろうな。