パスタ ハット？

　日本もそうだと思いますが、こちらでは今食べ物に関してすごくヘルシー志向です。日本食にも関心を持たれて色々質問されますが、内容の前にまず食べ過ぎを直した方がいいんじゃないかという人が殆どです（笑）
　そんな中“高カロリーで不健康”の汚名を着ているのがピザです。かつてのフィッシュ＆チップスを食べ歩く姿から、最近はピザに変わったイメージがあるくらい人気者だと思っていたのですが、いつの間にか“悪者”になっていたのですね。

　で、今日の新聞広告を見て驚きました。よく見て下さい。見慣れたロゴではあるのですが、Pizza HutじゃなくてPasta Hutになっています。何でもこのヘルシー志向の世の中に対応するため、塩分や脂肪分を減らしたメニューを増やすと共にイメージ・チェンジをはかりたいということらしいです。



　こういったチェーン店の味のことは一旦おくとしても、よくロンドンは食べ物が不味いと言われます。これに対しては何度かブログの中でも擁護して、きちんと探さない観光客を非難したのですが、それでも多分外してしまいやすいのが実はパスタです。大抵の店がどうしてか茹で過ぎて柔らかくなっているのです。
　それでもイギリス人に好きな食べ物のジャンルを訊くとイタリアンと答える人が多いところをみると、この“柔らかいのが好き”というのは国民性なのでしょうか？

　しかし最近のロンドンではけっこう美味しいパスタの店も増えてきました。景気のよかったこの何年かで食に対する贅沢が随分進んだようです。でもそんな店はすごく高いか、一体どのくらい前に予約したらいいんだというくらい席が取れません。まだまだ全体としての数は少ないようです。



　そんなことを考えると日本のイタリアンの質って本当にすごいですよね。これからの季節だとますます美味しい食材が増えて彩を添えるのでしょう。あぁ、なんだかそのためだけにでも一時帰国したくなったな。