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ロンドンから徒然に

やっと晴れた

2010-09-10 | 日常
 何度か書いたことですが、僕が今回ロンドンに住み始めた2007年の為替レートは1ポンド250円近かったんです。それが今や135円前後。半分近くにまでポンドは下がってしまったわけなんですね。
 とにかくリーマン・ショックまでは、バブル経済のせいで考えられないくらい全てが高かったし、その上この為替レートでしたから、不動産の価格なんて見ようものなら、とにかく0の数が信じられませんでした。

 この2年で不動産は下がったというし、為替レートは上述の通りですから、少しは現実味(買うわけじゃないですが・笑)が出てきたかと思いましたが、やはりロンドンの中心部は一体誰がこれを買うんだろうといった信じられない値段です。しかも古い古い建物。いや、それがいいんでしょうけどね。

 古い建物ゆえ、何年か毎に手を加えなければならず、築80年を超えるといううちのフラットもこの春からずっと窓枠の修復が続いていました。
 しかし見ていると、その作業の遅さではいったい何ヶ月かかるんだろうと思った不安が的中。4月上旬に始まった修復が終わったのがつい先日です。一番良い季節をscaffoldに囲まれて、正直鬱陶しかったです。

 何しろ僕の部屋あるのが最上階の6階なんですが、目線に作業員が立っているという高さに足場が組まれていました。トイレや浴室でさえ覗き込まれる状態では気も休まりません。
 ともかく終わってよかった。これでやっと晴れたような気がします。



 ところで、引っ越してから約10ヶ月になるのですが、実は同じような建物が北側にも建っていて、うちのフラットの前にはこちらが修復にかかっていたのです。
 その間、建物の丁度中間に塀が建てられ、仮設トイレ等が臨時に設置されていたため、中庭の姿を見たことがありませんでした。今日初めて行ってみたらなかなか可愛い庭です。ここで春夏にお茶(お酒?)でも飲みながら読書できたら気持ちよかったんでしょうけどね。
 冬が来る前にちょっと試してみようかな。