HOBNOBlog

ロンドンから徒然に

East West

2010-09-04 | 旅・イベント
 同じ党にいる政治家達がふたつに分かれて争うのは、まぁこの際目をつぶっておきましょう。
 しかし、同じ民族でふたつに分かれて争うとなると、これはやはり深刻な事態です。でも未だにイデオロギーや宗教の違いで、実際そういう国があちこちに存在するのは事実です。

 今、仕事ですが、ベルリンに来ています。今回も信号がやっぱり気になります。下の写真、青と黄色の信号ですが、なんか可愛いでしょ。ちなみに赤がまた可愛いんですが、(反対側に立ち止まっていることになりますから)遠くからだとうまく撮れなくて。



 この信号機があるのが旧東ベルリンだった地域です。
 同じ道を歩いている間にも、旧西ベルリンでの“普通の”信号機が交互に現れます。これほど近い地域が壁で隔てられていたんだと思うと、何とも不思議な感覚になります。



 東西ドイツが統合されて20年。大きな経済格差による混乱から立ち直りかけたかと思ったら、再び例の金融危機に見舞われてしまい、安定というにはまだまだの感があります。

 そういった状況が逆にベルリンに緊張感を与えているのか、この街を例えて、NYが刺激的だった70年代の頃のようだという人がいます。
 確かに、落書きだらけのビルがあるかと思うと、旧式の建物が洒落たブティックに改造され、バーの営業は朝まで続き、前衛的なギャラリーが点在する道に街娼も立つという、他の街にはない独特な雰囲気があります。

 

 好きかどうか?う~ん、ビール飲みながら考えてみます。明日の準備があるので、営業時間にかかわらず早くホテルに戻らなければいけませんが。