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ロンドンから徒然に

携帯電話と公衆電話

2009-08-01 | 日常
 ロンドンで“地下鉄”と言っても、中心部を除けば実際には地上の方が多く、全体の半分以上は地上を走っています。それでけっこう迷惑なのが携帯電話の会話。地下は電波が通じないようなのですが、地上を走っている時には大声での会話が目立ちます。

 こちらでは別に車内で通話するのを何とも思わないのか、周りの人も別にイヤな顔をするでもなく平気でいます。それに料金システムが相当長い(僕なんかだと到底達成しそうにないくらい長い)時間話しても定額のものがポピュラーで、そのせいかそれこそ乗車中会話が途絶えません。もちろんこれはバスに乗っても同じです。

 今更言うことでもないですが、携帯の普及って本当に凄いですよね。今の世の中の色んなシステムが全て携帯(やパソコン)があることが前提のものになっているのにふと気付いて驚くことがあります。
 飛行機のフライト時間変更の案内まで携帯へのショート・メッセージで済ませられて、あれで気付かなかったらどうするつもりなんだろうなんて思ってしまいます。(一度海外出張でストックホルムに行っている時に帰りの飛行機が運行中止なんていうのがあったんですよ)

 こうなってくると受難は公衆電話。先日もかつてたくさんの電話が設置されていた場所から、全て取り除かれているのを見ました。名物の赤い電話ボックスもだんだん少なくなっているみたいです。



 なんて思っていたら、時々赤じゃなくて、こんな黒いボックスも見かけるんです。これって違いは何なんだろう。



 やっぱりロンドンは赤い電話ボックス、赤い二階建てバス、そして黒いタクシーでなきゃねぇ。
 なんて思っていたら、今度は赤いタクシーを見つけました。おまけに(撮り損ねましたが、運転席を降りて赤い公衆電話ボックスに入っていった運転手はTシャツまで真っ赤でした(笑)