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ロンドンから徒然に

ともかく優勝

2007-10-03 | スポーツ
 野球人気が実際どうなのかは分かりませんが、終盤の巨人・中日・阪神の争いで個人的には十分盛り上がりました。前にも書きましたが、この面白い試合を地上波のTVでやってなかったのは本当に残念。昨晩のジャイアンツが優勝した試合でさえ地上波での放映がなかったのですからね。この件で日本テレビには苦情のメールや電話が1000件も殺到したらしいです。
 ともかくジャイアンツが優勝しました。
 九州出身の男の子にとっては、(福岡の)ライオンズとホークスのファンでなければ、後はTVで見ることのできるジャイアンツのファンになるのが自然の姿でした。

 三つ子の魂百まで、というわけでもないでしょうが、子どもの頃に好きになったものをそう簡単に理性で変えられるわけもなく、江川や桑田の入団の際のゴタゴタで、ジャイアンツが世間を敵に回した時でさえ、ジャイアンツ・ファンでした。
 それが、もうファンをやめようかなと思ったのが1回だけ。それが原監督が解任された後でした。前年にリーグ制覇し日本一にまでなった監督を、その時の成績が悪いからと(それでも3位でした)簡単に首を切るとは。しかもその後のチームにはかつてのような個性ある魅力的な選手がいなくなって.....つくづくジャイアンツのフロントの体質に嫌気がさしかけました。

 でも、まぁいいです。ともかく今年はまた原監督で優勝です。彼に関しては手堅いというのが印象でしょうが、なんのなんの高橋を1番に持ってくるなんて、大胆な采配の典型的な例でしょう。試合中でも解説者が采配に対して勝手なことを言ってましたが、結局最終的に勝てたのは監督の采配によるものです。ここは素直にほめてあげましょう。

 今年はシステムが変わって、クライマックス・シリーズなるものが登場し、あの三つ巴の対戦が短期ながらまた楽しめます。サッカーや大リーグにずっと押されてきた感のあるプロ野球ですが、もっと人気を盛り上げるために周りのスタッフも今年以上に色んな知恵を出し合って下さい。

 あ、最後にひとつだけ、いつも感じている不思議な点。ジャイアンツもタイガースもファンの数では両者劣らないと思うのですが、大阪では阪神の野球帽を被っている子供をよく見かけるのに、東京では(いや、それ以外の地方でも)ジャイアンツの帽子ってあまり見ないのはどうしてでしょう。