干しぜんまいを貰ったと言う母から、
地元産の貴重品をおすそ分けして貰いました。
祖母が元気な頃は、
季節になるとぜんまい取りに出かけ、
沢山のぜんまいを山から取ってきて、
毎日茹で上げ、筵に広げて干し、揉んで柔らかくしていました。
大層手間のかかる保存食だったのですが、
その恩恵を受け、
我が家では冬になるとたっぷりとぜんまいを入れた味噌貝焼(かやき=鍋)を、
しょっちゅう食べていました。
祖母が亡くなってからも、
物置には新聞紙に包んだ干しぜんまいがいくつか残っていて、
しばらくの間食べることが出来ました。
その後は中国産の水煮ぜんまいを食べてきましたが、
硬くて細くて美味しくありません。
かといって地元産はあまり目にしないうえに、
あっても高くて買うのをためらう品なのでした。
昨日はネットを先生にして、
初めて干しぜんまいを戻してみたのですが、
随分手間のかかる作業なんですね。ビックリ。
でも、上手に(自画自賛!)戻すことが出来ました。
これが貰ってきた時の状態。
一握りほどの少量です。
こっちが出来上がり。
ふわっと柔らかくなって、5倍くらいに増えました。
今日はそのぜんまいを使って、
シンプルな味噌貝焼です。
味噌味のお出汁に豆腐とぜんまいを入れて卵でとじました。
ご馳走様でした