う し
内田麟太郎
うしうしろをふりかえった
うしがいた
そのうしろのうしもうしろをふりかえった
うしがいた
そのうしろのうしろのうしもうしろをふりかえった
うしがいた
そのうしろのうしろのうしろのうしろのうしも
うしろをふりかえった
うしがいた
どこまでもどこまでもうしがつづいていた
うしうしうしうしうしうしうしうしうしうしうしうしうし
うしどもはあきれはててつぶやいた
「もう」
(こども文学の実験『ざわざわ』第2号)
今月は、40周年記念の講演会で11月にお招きする内田麟太郎さんの詩を取りあげます。「うし」という、なんともナンセンスでゆかいな詩です。たくさんの「うし」が目に飛び込んできて、目が回りそうです。
「うしうしうしうし・・・」—― 声に出して楽しんでみましょう。日本語の面白さを目と耳で楽しむことができます。最後の「もう」もゆかいですね。
高畠純さんの絵で絵本にもなっています。7月に出版になりました。高畠さんの描く牛の表情がなんともゆかいで楽しいです。「うしうしうし・・・」の場面は見開きいっぱいにたくさんの牛が登場してすごいです。絵本の方も楽しんでください。
内田麟太郎
うしうしろをふりかえった
うしがいた
そのうしろのうしもうしろをふりかえった
うしがいた
そのうしろのうしろのうしもうしろをふりかえった
うしがいた
そのうしろのうしろのうしろのうしろのうしも
うしろをふりかえった
うしがいた
どこまでもどこまでもうしがつづいていた
うしうしうしうしうしうしうしうしうしうしうしうしうし
うしどもはあきれはててつぶやいた
「もう」
(こども文学の実験『ざわざわ』第2号)
今月は、40周年記念の講演会で11月にお招きする内田麟太郎さんの詩を取りあげます。「うし」という、なんともナンセンスでゆかいな詩です。たくさんの「うし」が目に飛び込んできて、目が回りそうです。
「うしうしうしうし・・・」—― 声に出して楽しんでみましょう。日本語の面白さを目と耳で楽しむことができます。最後の「もう」もゆかいですね。
高畠純さんの絵で絵本にもなっています。7月に出版になりました。高畠さんの描く牛の表情がなんともゆかいで楽しいです。「うしうしうし・・・」の場面は見開きいっぱいにたくさんの牛が登場してすごいです。絵本の方も楽しんでください。
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