まつお文庫からのご案内

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新しく買った本① 6月

2021-06-18 11:45:32 | 文庫のページ
新しく買った本 6月その1
①『じゅんばん』(1973)特製版2004 安野光雅さく 福音館書店
1973年12月号のかがくのともで出た絵本のハード版。
トランプを使って絵を見ながらさまざまな遊びが展開します。何階もある建物の家の位置や劇場の座る場所、家の番地がどんなふうに並んでいるか、絵を見ながら、その仕組み(順番)を考えることができます。絵の内容も素晴らしく、頭のいろいろな部分が刺激されます。
②『まほうのくすり』(1974)特製版2004 安野光雅さく/遠山啓監修 福音館書店
のっぽの小人くんと太っちょの小人くんが作った2種類の魔法の薬。縦に伸ばしたり縮めたりする薬と横に伸ばしたり縮めたりする薬です。この薬の混ぜ方を変えるとどうなるのか。物の形が縦横無尽に変化する様子を絵で楽しむことができます。
③『てんてん‥‥』(1974)特製版2004 安藤光雅さく/遠山啓監修 福音館書店
のっぽの小人くんと太っちょの小人くんが登場して、小さな点と点がたくさんつながって一本の線ができ、文字になり、形ができる様子を興味深く語ります。電光掲示板の字も、絵画も刺繡の絵も、テレビの画像も写真も、小さな点と点からできていることに納得できます。絵が楽しめます。
④『くらべてかんがえる』(1972)特製版2021 安野光雅さく/遠山啓監修 福音館書店
右と左のページの絵をよく見て、どこが違っていて、どこが同じか、比べて楽しめる絵本です。なかなか難しいページもあります。
1971年5月号のかがくのとも『くらべてみよう』を、題名と表紙の絵を新しくして、翌年、ハード版で出版されています。
⑤『ふしぎなきかい』(1971)特製版2021 安野光雅さく/遠山啓監修 福音館書店
1971年11月号のかがくのともで出た絵本のハード版。
ふたりの小人くんの発明した機械は、左の入り口から何かを入れると右の出口から違ったものになって出てくるというふしぎな機械です。たとえば丸ごとのリンゴを入れると半分になって出てきたり、カラスを入れるとガラスが出てきたり、どう変化して出てくるか、その関係性がわかるとより楽しめます。絵が豊かに語ってくれます。
⑥『もじあそび』(1974/1993新版) 安野光雅さく 福音館書店2021.2
ひらがな46文字を使ってさまざまなものの名前ができていることを楽しく絵で知ることができます。文字を並び替えるとまた違ったものの名前になったり、文字数が多くなるとその並び替えも何通りにもなり、愉快です。
「いろは」うたは46文字全部を使って作った一つの文です。安野さんも兆戦していますが難しそうです。「いろはにほへどちりぬるを‥」は見事ですね。もじパズルも絵を見て挑戦してみてください。
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