まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

あそびの学校とレンゲの会 10月

2016-10-12 13:35:46 | 文庫のページ
あそびの学校
            <大人向けの講座>年8回の講座です。参加費200円
10月15日(土)10:30~12:30
 くいつきへび・紙ひもの馬を作ります。
 あやとりは「さかずき→ちょう→山」「はたおり」「かみしばい」です。
  ※毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。

 次回は11月19日(土) おりがみ(ミニバッグ・たためる箱)です。
           あやとりは「あさがお」「花かご」「山の上のお月さん」です。

レンゲの会
     月1回、子どもの本についておしゃべりしています。
     どなたでも参加できます。
  10月31日(月)10:00~13:00
『エルマーのぼうけん』のシリーズ ルース・S・ガーネット 福音館書店 を取りあげます。
 ※『「エルマーのぼうけん」をかいた女性 ルース・S・ガーネット』(前沢明枝 福音館書店)も、よかったらお読みください。

 次回は11月28日(月) 『雨ふり花さいた』 末吉暁子(偕成社)を取りあげます。

9月のレンゲの会 9月26日(月) 大人のおはなし会の報告
  今回もたくさんのお話が語られました。参加者11名
○火を守った鳥ジュルバ(ブラジル)佐藤和子
○菊の精(宮城)         若松由紀
○ふるやのもり(日本)      佐藤真弓
○手水鉢まわしておけよ(宮城)  實井美知江
○かさじぞう(日本)       今野夏絵
○三人の兄弟(イギリス)     金須桂子
○鳴いてはねるヒバリ(グリム)  武田節子
○頭のおっきな男の話(遠野)   笹森 環
○かちかちやま(日本)      高橋恵子
○ヨリンデとヨリンゲル(グリム) 佐々木文江
○ほおずきのちょうちん(山形)・つつじの娘(信州)松尾福子
  ※※次回の大人向けおはなし会は2月です。
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寄贈本と新しく買った本 10月

2016-10-12 11:11:57 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
■角田市の堀米薫さんからいただきました。
 『仙台真田氏物語 幸村の遺志を守った娘、阿梅』
              
 堀米薫/大矢正和 くもん出版 2016.10
 昨年文庫の講演会にお招きした堀米薫さんの最新作です。あの時、講演の中で、今、初めて歴史ものに取り組んでいるとおっしゃっていました。現在、NHK大河ドラマ「眞田丸」が放映されていますが、まさにその真田幸村と子どもたちの物語です。
 大坂夏の陣のあと、幸村の子どもたちはどう生きのびたのか、長女阿梅(おうめ)の生涯を軸に描いています。子どもたちを守るために幸村の考えたことは想像を絶するものでしたが、父の思いを受け止める聡明な11歳の阿梅が印象に残ります。戦乱の世で生きる人々の姿を生き生きと描いた感動の歴史物語です。真田幸村の子どもたちが奥州で生きのびていたこと、伊達政宗や白石市の片倉家と大きくかかわっていたことを興味深く知ることができます。
新しく買った本
①『ガラシとクルピラ』 陣内すま/ヴァンペレーラ 福音館書店2016
 1992年3月号の「こどものとも年中向き」のハード版。
 アマゾン川のほとりに住む人々とジャングルに住む不思議な生き物クルピラの物語。クルピラは人間が無駄に木を切ったり、子どもの動物やお腹に赤ちゃんのいる動物を捕まえようとすると現れて、狩りの邪魔をするといわれている、森の番人のような存在です。ブラジルにはクルピラにまつわる伝説がたくさんあるそうです。ジャングルの中で、子どものアルマジロを捕まえようとしてクルピラに遭遇した少年ガラシは恐ろしさに動けなくなるのですが、同時に大事なことを学んでいきます。
 作者はブラジルに移住した方で、イラストもブラジル人によるものです。黒ペンで描かれたジャングルの木の幹、葉っぱの一枚一枚がとても緻密で見事です。人々の描き方もどこか凛として個性的です。絵のすばらしさに思わず手に取った絵本です。
②『いちくんと古太鼓』 飯野和好 たくさんのふしぎ10月号 福音館書店
 絵本作家の飯野和好さんは、1947年埼玉県の秩父の村に生まれました。これは飯野さんの10歳の時のお話です。麦ふみをしながら空を見つめて空想の世界で遊んでいるいちくんの表情がとてもいいです。
 そんないちくんのおじいちゃんが町の古道具屋さんで買ってくれたのが古い獅子舞太鼓でした。いちくんはその太鼓が気に入って、いつも首から下げてたたいています。太鼓の音に合わせて、土手も石も桑の木も一緒に踊り出すのです。いちくんの空想の世界はこの古太鼓と一緒にますます楽しくなっていきます。
 富安陽子さんの『小さな山神スズナ姫』のさし絵を描いているのが飯野さんです。
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