まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

展示のお知らせ!

2016-10-11 11:51:12 | 文庫のページ
福音館書店の月刊誌「こどものとも」創刊号から100号までを展示します!
   展示期間:10月12日(水)~12月17日(土)


 「こどものとも」は1956年4月創刊で、今年3月で60年になりました。60年で720冊。この中からどれだけたくさんの子どもたちの大好きな絵本が生まれたことでしょう。
 『ぐりとぐら』『だるまちゃんとてんぐちゃん』『ぐるんぱのようちえん』『しょうぼうじどうしゃじぷた』など、数えきれないほどです。文庫には復刊された「こどものとも」が100号まであります。普段の文庫には出ていないのですが、大人の方に是非見ていただきたく、展示会をします。
 創刊号は『ビップとちょうちょう』。詩人の与田凖一さんが文を書き、日本画の堀文子さんが絵を描いています。堀文子さんは1918年生まれで、この時30代です。今なおお元気で活躍しています。堀文子さんの他にも、茂田井武・山中春雄・朝倉摂・太田大八・初山滋・秋野不矩・岩崎ちひろなど、錚錚たる方たちが絵を描いています。100号は『ようちゃんともぐら』。石井桃子さんが文を書き、熊谷元一さんが絵を描いています。どうぞ手にとってご覧ください。
  展示場所が狭いので、3回に分けて展示します。
 □10月12日(水)~10月26日(水) 創刊号~35号まで
 □10月29日(土)~11月19日(土) 36号~70号まで
 □11月26日(土)~12月17日(土) 71号~100号まで
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10月・11月の文庫の日 ’16年

2016-10-11 09:34:06 | 文庫のページ
10月12日(水)
 3:30 おはなし「あくびがでるほどおもしろい話」 松尾
 4:00 新聞紙のヨーヨー
10月15日(土)
 3:30 おはなし「ゆうかんな靴直し」 中村
 4:00 紙ひものかご
10月19日(水)
 3:30 おはなし「きつねのおきゃくさま」 笹森
 4:00 ケン玉であそぼう!
10月22日(土)
 3:30 おはなし「三びきのやぎのがらがらどん」 佐藤
 4:00 お手玉であそぼう!
10月26日(水)
 3:30 おはなし「おんちょろちょろ」 松尾
 4:00 きなこあめ
10月29日(土)
 3:30 おはなし「かにむかし」 武田
 4:00 こけし人形
11月2日(水)
 3:30 おはなし「だめといわれてひっこむな」 松尾
 4:00 おりがみ(三段組みの花ごま)
11月5日(土)
 子ども市

 10月1日(土)文庫の39周年のお祝い会を開きました!(参加者19人)
 土曜日でしたので参加者は少なかったのですが、恒例のおもちを食べてお祝いをしました。枝豆と梨もおいしかったですね。
 大和小の子どもだけでなく、沖野・宮教大附属・名取の小学校と、さまざまの学校から来ていました。文庫とのかかわりも、6年前から来ている子、1週間前に初めて来た子といろいろでしたが、文庫の39周年を一緒にお祝いしてもらえてうれしかったです。ご参加いただいたお母さんたちにも感謝します。
 11月5日(土)は2時から子ども市です。どうぞ楽しみにしていてください。
 今、お母さんたちと毎週金曜日に集まって準備をしています。手作りのおもちゃや人形など、みんなに喜んでもらえそうなものを作っています。どんなものが並ぶかは次号の文庫だよりでお知らせします。
 お母さんたちへ 
 これからも毎週金曜日に手作りをしています。1時間でも2時間でも時間がありましたら、ご協力ください。
  10月14日(金)・21日(金)・28日(金)・11月4日(金)…10:30~14:30
 11月26日(土)は秋の特別おはなし会です。
 子どもも大人も、だれでもお話を語ることができます。お話を覚えて語ってみませんか。
 第1部は子どもの語り、第2部は大人の語りです。語ってくれる人は11月2日(水)まで、おはなしの題をお知らせください。
 第2部では「なんでも見える鏡」(ジプシーの昔話)、「妖精の丘が燃えている」(アイルランドの昔話)、「りこうなおきさき」(ルーマニアの昔話)などが語られる予定です。どうぞお楽しみに!
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今月の詩 10月

2016-10-11 07:59:31 | 文庫のページ
  きつねのこんだて
           織田道代

 こんこん ちきちき こんちきち
 こんこん つくつく こんづくし

 こんこんむらの こんきちさんちの
 こんやの こんだて なんだろう

 れんこん こんにゃく こんちく ちくわ
 こんろで にこんだ こんぶに だいこん
 そのうえ おやつは こんころもち
 
 こんこんまちの こんこさんちの
 こんやの こんだて なんだろう 

 こんがり やけた ベーコンに
 コンソメスープと コンビーフ
 コーンコロッケ バターコーン
 そのうえ おやつは こんぺいとう

 こんこん ちきちき こんちきち
   (『おどる詩 あそぶ詩 きこえる詩』 はせみつこ編 冨山房)

 9月3日に父が亡くなり、3日と8日の文庫を急きょお休みしました。2回続けてのお休みで、来てくださった方には申し訳なく思いました。10日が第2土曜日でお休み、14日は前々から予定があってい休みにしていたので、9月は17日から文庫を開きました。
 10月に入って、早くも10日が過ぎました。一気に気温も下がり、秋が深まってきました。お山のきつねはどうしているのでしょう。そんなことを考えながら、今月はきつねの詩を選びました。織田道代さんの「きつねのこんだて」という詩です。声に出すと楽しいです。軽やかなリズムにのってことばが飛び跳ねているように感じます。「こん」のつくおいしいものが何とたくさんあるのでしょう。
 さて 文庫の本棚にもきつねの出てくる本がたくさんあります。みなさんならどの本を一番に思い出しますか。絵本では、スリランカの絵本『きつねのホイティ』を思い出します。食いしん坊のホイティとゆかいな3人のおかみさんたちのお話。林明子さんの『こんとあき』は、ぬいぐるみの人形「こん」が活躍するお話です。文庫にはみちえさんに作ってもらった大きな「こん」と小さな「こん」がいます。「ともだちや」を始めたきつねがオオカミに出会って友だちになる話もありますね。内田麟太郎作、降矢なな絵の『ともだちや』シリーズです。これは男の子にも人気のシリーズです。
 湯本香樹実さんの『きつねのスケート』は知っていますか。いたずらばかりして森のみんなを困らせているきつねのお話。ある日、野ネズミと出会って、ふたりの奇妙な生活が始まります。結末が感動的です。堀川理万子さんの絵もいいです。子ぎつねと友だちになった女の子の話もあります。『彼岸花はきつねのかんざし』(朽木祥作、ささめやゆき絵)です。
 児童文学では富安陽子さんの作品にたくさんきつねが出てきます。文庫で人気の作品は『シノダ!』シリーズ。ユイとタクミ、モエの3人きょうだいのお母さんがなんときつねなのです(お父さんは人間)。お母さんの一族のきつねが人間界にやってきては大騒動を巻き起こします。富安さんの『キツネの夏休み』『小さな山神スズナ姫』にも個性豊かなきつねが登場します。きつねについてもっと知りたい方には『大天狗先生の ㊙ 妖怪学入門』(富安陽子)もおすすめです。
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