まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

あそびの学校とレンゲの会 2月

2015-02-19 18:41:07 | 文庫のページ
<大人向けの講座> 年8回の講座です。 *参加費 200円
あそびの学校 2月21日(土)10:30~12:30>
    折り紙でおひなさま・ピカチュー風船を作ります。
    今年度は毎回昔のあそびを取りあげています。2月はお手玉です。
    毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
  次回は3月14日(土) 
    3月は第2土曜日になります。あやとり・お手玉・ケン玉であそびます。

レンゲの会 2月23日(月)10:00~13:00
  大人向けおはなし会
 ・ふしぎなたいこ(日本の昔話) 桜井
 ・星の金貨(グリムの昔話)   佐藤
 ・ほととぎす(福島の昔話)   今野
 ・ひなどりとネコ(ミャンマーの昔話) 佐々木
 ・白鳥の王女(ロシアの昔話)  笹森
 ・なんでも信ずるおひめさま(デンマークの昔話)  武田
 ・かにむかし(木下順二)    實井
 ・かえるの雨ごい(日本の昔話) 金須
 ・仙人のおしえ(日本の昔話)  高橋
 ・炎の馬(アイヌの昔話)    松尾
レンゲの会に参加していない方もどうぞご参加ください。
たくさんお話が聞けます。
レンゲの会は月1回、こどものほんについておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
次回は3月16日(月)
『子どものための美しい国』(1923) 
        ヤヌシュ・コルチャック 中村妙子訳 晶文社(1988)
  *来年度取りあげたい作家・作品についての話し合いもします。
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寄贈本・新しく買った本 2月

2015-02-19 14:57:37 | 文庫のページ
寄贈本  ありがとうございます!
福井県あわら市の冨田登貴子さんからいただきました。
①『医師 藤野厳九郎』 土田誠 あわら市日中友好協会
 藤野厳九郎先生の伝記です。魯迅の仙台医学専門学校での恩師が藤野先生です。後に魯迅は『藤野先生』を執筆しているので、名前をご存じの方も多いと思います。
 東北帝国大学を辞めた後、1917年、郷里(現在の福井県あわら市)に戻って、亡くなるまで村医者として活躍した藤野先生の28年間を知ることができます。1945年8月11日、71歳で亡くなりました。
②『知ろうとすること。』 早野龍五・糸井重里 新潮文庫(2014.10)
 物理学者の早野先生とコピーライターの糸井重里さんの出会いは、福島の原発事故について早い時期から発信し続けた早野先生のツイッターを通してでした。早野先生が発信し続けたことは何だったのか、そのことの意味、3年が過ぎて改めてわかること、思うことなど、おふたりが語り合っています。
新しく買った本
①『おはなしのろうそく30』 東京子ども図書館
 「まぬけなトッケビ」「魔法のかさ」「明かりをくれ!」「ネズミの大てがら」「ネコのお客」の5つのお話が入っています。「魔法のかさ」や「ネコのお客」は絵本版もありますが、お話として耳だけで聞いても楽しめます。
②『イースター島 ちいさくて大きな島』 野村哲也 文・写真 
          たくさんのふしぎ2月号 福音館書店
 2014年までに15回もこの島を訪れた著者がイースター島の魅力について語ります。ヨーロッパ人が初めてこの島に来た時が復活祭の時だったので、イースター島と呼ばれるようになったそうです。南米チリの沖合にある小さな島ですが、モアイという巨大な石の像で有名な島です。モアイは1000体もあるそうですが、現在、きちんと立っているのは45体だけ。15体のモアイが海を背にして立っている姿は壮大です。
③『クモと糸』 池田博明 文 荒川暢 絵 たくさんのふしぎ3月号 福音館書店
 日本にはわかっているだけで1600種類のクモがいます。土の中や水の中に住むクモ、花の上で狩りをするクモもいます。それぞれ住む場所も、糸の張り方、獲物の捕まえ方も違うそうです。この本には18種類のクモについて詳しい紹介があります。
④『八月の光』 朽木祥(くつきしょう) 偕成社 2012
 1945年8月6日の広島の原爆を描いた短編連作集です。最初の物語「雛の顔」は13歳の昭子と母の真知子の物語。
 あの朝、昭子は駅で爆風に飛ばされ、倒れた中学生の上に落ちて助かります。しかし勤労奉仕を休んで家にいた母は、3日後、人を探して焼跡の街を歩き、秋の初めに亡くなります。2つ目の物語は「石の記憶」。あの朝早く、銀行に出かけた母が戻らず探し続ける光子の物語。最後の物語「水の緘黙」はあの日の強烈な体験から、すべての記憶を封印しようとする少年の4年後の物語です。
 どの物語からも、一瞬にして街も人も焼き尽くした原爆の凄まじさが迫ってきて、圧倒されます。物語の最初に作者が「生き残った人々のために」という一行を掲げていますが、特に「水の緘黙」では、生き残った者が苦しみを抱えたまま、どう生きていくのか、過去と向き合い、模索する姿が静かな語り口を通して感動的に伝わってきます。
 ぜひ中高生に読んでほしい作品です。
 作者は1957年、広島に生まれ、著者紹介には必ず「被爆2世」と書いています。
⑤『光のうつしえ 廣島 ヒロシマ 広島』 朽木祥 講談社 2013
 これも朽木さんの原爆をテーマにした作品です。25回目の灯籠流しの夜、ある老婦人から声をかけられ、母の過去が気になる希未(のぞみ)を主人公に、原爆について知ろうとする中学生たちの物語です。
 中学に入学し、美術部に入った希未は偶然、顧問の吉岡先生が許嫁を原爆で亡くしたことを知ります。美術部の文化祭のテーマも「あのころの廣島とヒロシマ」と決まり、希未たちは身近な人から原爆の話を聞いて、それを作品にしようと考えます。吉岡先生のこと、俊(しゅん)の家の近くに住む須藤さんのこと、耕造のおばさんと女学生のこと、希未の母のことなど、希未たちの聞いた話は、どれも愛する人を戦争や原爆で亡くした人々の悲しみがどんなに深いものであるかを伝えています。吉岡先生が手紙の中で引用していた「加害者になるな。犠牲者になるな。そしてなによりも傍観者になるな」という言葉も心に残ります。
 これも中高生に手渡したい作品です。
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文庫からのお願い ’15

2015-02-19 14:13:59 | 文庫のページ
文集「なかま」37号に原稿をお寄せください!
 今年も文集の原稿をお願いする時期になりました。
この1年、文庫で出会った楽しいこと・うれしいこと、どんなことでもいいです。みんなの声をたくさん載せたいと思っていますので、ご協力ください。
<子どもたちへ> 〆切は3月末
①おもしろかった本を5冊あげてください。
②作文……子ども市やクリスマス会のこと、手作りのこと、あやとりのこと、本のことなど、自由に書いてください。  *文庫に用紙があります。
<大人の方へ> 〆切は4月15日
「ひろば ― お母さんたちのページ ―」に原稿をお寄せください。
長さは自由です。子どものこと、文庫のこと、本のことなど何でもかまいません。あそびの学校やレンゲの会に参加の方も、どうぞ原稿をお寄せください。お待ちしています。
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2月・3月の文庫の日 ’15年

2015-02-19 13:53:11 | 文庫のページ
2月21日(土)
 3:30 おはなし「北風に会いにいった少年」武田
 4:00 おりがみで五色の鶴
2月25日(水)
 3:30 おはなし「みそ買い橋」笹森
 4:00 おりがみでおひなさま
2月28日(土)
 3:30 おはなし「ギアッコ少年と豆」中村
 4:00 あやとりであそぼう!
3月4日(水)
 3:30 おはなし「三びきのくま」松尾
 4:00 さくらもち
3月7日(土)
 3:30 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」松尾
 4:00 紙ひものかご
3月11日(水)
 3:30 おはなし「かにむかし」みちえ
 4:00 あやとりであそぼう!
3月14日(土)
 第2土曜日は 文庫お休みです。
3月18日(水)
 3:30 おはなし「あかずきん」松尾
 4:00 あやとりであそぼう!
3月21日(土)
 祝日で文庫はお休みです。

文庫の春休み 3月25日(水)~4月11日(土)
   文庫は3月18日までやっています。
   4月は15日(水)から始めます。


♡♣♠♦2月にも作りましたが、3月4日、もう一度さくらもちを作ります。ホットプレートで簡単にできますので、どうぞ作りに来てください。美味しいですよ。
♠♦♡♣<材料> 米粉(あるいは小麦粉) 90g  白玉粉 60g
   砂糖 15g  水 225cc  食紅  こしあん
   塩漬けの桜の葉      これで12個ぐらいできます。
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今月の詩 ’15.2月

2015-02-19 12:03:08 | 文庫のページ
   ことば・さがし  赤城芙士夫
 ことば・さがしで あそびましょ
 ことば・さがしで あそびましょ

 上に「オ」がつく ことばをさがそ
 オイモ オセンベ オサトウ オバケ
 オンブも「オ」がつく
 おかあさん オンブ

 上に「ア」がつく ことばをさがそ
 アヒル アメンボ アサガオ アヤメ
 アロハも「ア」がつく
 おかあさん アロハ

 下に「コ」がつく ことばをさがそ
 タラコ オシンコ ブランコ インコ
 ダッコも「コ」がつく
 おかあさん ダッコ

 下に「ツ」がつく ことばをさがそ
 コタツ トンカツ ゴムグツ バケツ
 オヤツも「ツ」がつく
 おかあさん オヤツ

 ことば・さがしで あそびましょ
 ことば・さがしで あそびましょ
  (『私の中の子どもと詩』今井和子編著 アイ企画)

 今月は赤城さんの「ことば・さがし」という詩を選びました。こんなふうに「ことばさがし」をしてみると、言葉っておもしろいですね。意味は違うのに、仲間がいろいろ見つかります。下に「オ」や「ア」がつく言葉も探してみてください。上に「コ」や「ツ」がつく言葉はどうでしょう。見つかりましたか。
 松岡享子さんの『それほんとう?』(福音館書店)も楽しんでみてください。この本には、あいうえおの順で、「あ」のつく言葉から始まって最後は「わ」のつく言葉まで、同じ仲間の言葉がたくさん出てきます。同じ文字のつく言葉だけでできた、ナンセンスなお話が楽しめます。
 おはなしの時間には下にのせたような「ことばあそび」(わらべうた)も楽しんでいます。「うの字」は「う」のところをいろいろな文字に変えて歌います。全然感じの違う歌になって愉快です。子どもたちの人気の文字は「く」です。「くっさい」を楽しそうに歌っています。
 「今日は朝から晩だった」はあべこべ話です。唱えるだけですが、幼稚園の子から小学生まで、どの子も楽しんでくれます。
 「はとと とんびと…」は、鳥の鳴き声がたくさん出てくるところが楽しく、最近楽しんでいるわらべうたです。
 うの字 うっさい こーくー うんじゅうじ
 うららんが うっさい こーくー うっさい
 だるまの だるまのこ うっさら まっさら
 うの字が うんぎり豆 十三だいず

 はとと とんびと やまどりと きじと
 かりがねと うぐいすが いっしょに なけば
 ググピン ググピン ピンカラ ショッケン
 ソーラ ケンケン ケンチャカチャの
 チンチロリンの ホーホケキョ

 今日は 朝から 晩だった
 生まれたばかりの ばあさんが
 85、6の まごつれて
 てくてく てくてく あるいてた
 とうふの かけらに つまずいて
 海から がけへ おっこちた
 見てないやつが 発見し
 あわてて ゆっくり 電話した
 ひとりの けいかん ぞろぞろと
 まがった みちを まっすぐに
 前へ 前へと バックした
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