本が重版になるのは、待ち遠しいものである。
*「重版」とは、売切れそうなので増刷されることです。
これまで私の本では、初版6000部で、発売から4日目に
重版決定したものがあるが、そのときの気持ちは、
ありゃまぁ、どうなっちゃってるの!? という感じだ。
そんなに初速がいいと、自分の実力以外のところで動いている
と思えてしまうのだ。
通常は、発売から1、2ヶ月の間に重版決定するのが、
まずまずヘルシーな感じだ。
もちろん、「ありゃまぁ」は嬉しいのだが、
通常の販路にのせてもらい、営業を担当してくださる方々の
お世話になって、順調に売れることが大切だと思う。
『究極の速読法―リーディングハニー6つのステップ』も
まあ、もう、そろそろって感じですからね、というところに来ている。
重版の決定で難しいのは、版元(出版社さん)に
「在庫はもうないよ」という状態になっても、
書店さんからの返品がある点です。
書店からの返品は、どんな本にでもある。
返品の部数が多ければ、ありゃ~、重版したのに返品が・・・
となってしまうので、
版元に在庫がなくなっても、ちょっと待って、ホールド・オン・プリーズ!
となるのである。
そのために一部の書店さんで、一時的な在庫切れが生じること
がある。私は昔、この部分がよく理解できず、というか気持ちが
入ってしまい、在庫切れになると、イケイケ、プッシュ、プッシュ!
という気持ちだった。
そして、あとで自分の言動を深く反省することになった。
こうした場面で本当にイケイケをして、時間が経ってから
在庫や返品処理で困るのは、何も書籍に限ったことではない。
メーカーの営業などは、年間売上目標達成のために、
年がら年中これをやっている。
それはそうと、最初の重版のときは、初版に直したい箇所があれば、
そうさせてもらえる。修正は存在すべきではないが、ちょっと変えたい
箇所などは、これまでそうさせてもらってきた。
今回も、「どうしてもというところは」と聞いていただいているが、
今回は直し一箇所もないのだ。
いつもは、間違いじゃないけど、ちょっと変えたいところ
が出てくるのに。
正直な気持ちを書いておきたい。
日本語だけの本っていうのは、
ラクだな! おい!
みんな初版をゲットしよう★もうすぐなくなってしまうよ★
オーラーイ! I love you.
また会いましょう!
『究極の速読法―リーディングハニー6つのステップ』
研究社、松崎久純著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4327377260/ref=ord_cart_shr?%5Fencoding=UTF8&m=AN1VRQENFRJN5